約 64,215 件
https://w.atwiki.jp/nobita_in_pokemon/pages/5.html
トップページ メニュー □本編□ (テンプレ) 初代小説【01~10】【11~20】【21~30】【31~40】【41~50】【51】【52】 □外伝□ (テンプレ) 初代小説派生作品 【ドラーモン】 【キョーコ】 オリジナル作品(作者別) 【完結作品】 =出来杉= =ドラーモン作大長編= =DPその2= =ミュウ= =ギンガ= =トキワ英雄伝説= =ジャイアン= 【1】 【2】 【3】 【4】 【5】 =ドラAAモン= 【1】 【2】 【3】 【4】 【5】 【6】 【7】 【8】 =パパドラ= 【1】 【2】 【3】 【4】 【5】 【6】 【7】 【8】 =携帯獣= 【世界観ガイド】 【1】 【2】 【3】 【4】 【5】 【6】 【7】 =ワタリ= 【1】 【2】 【3】 【4】 =虹色= 【1】 【2】 【3】 【4】 =ただの金銀のようだ= 【1】 【2】 【3】 【4】 =トレーナー= 【1】 【2】 【3】 【4】 【5】 【6】 【7】 【8】 =のび太の冒険活劇= 【1】 【2】 【3】 =引きこもり= 【1】 【2】 【3】 =フェイル= 【1】 【2】 【3】 =主役のいない冒険記= 【1】 【2】 =ノビタ= 【1】 【2】 【3】 【4】 =最終兵器ヒトカゲ= 【1】 【2】 =電脳戦士のび太= 【1】 【2】 【3】 【4】 【5】 =イエロウ= 【1】 =使い手= 【1】 【2】 【3】 =塔= 【1】 【2】 【3】 【4】 =シンオウ冒険譚= 【1】 【2】 【3】 【合作】 【短編作品】 【その他の作品】 アップローダー 外部お絵かき板 コメント欄 wikiへの要望欄 検索
https://w.atwiki.jp/shomen-study7/pages/2028.html
各学年の内容 ●次の言語事例活動は、低・中・高のうちどれでしょうか 1 読んだ本の中で興味をもったところなどを紹介すること ( ) 2 要点などをメモにとりながら聞くこと ( ) 3 自分の考えを資料を掲示しながらスピーチすること ( ) 4 身近な話題についてスピーチすること、身近な出来事や調べた事柄について説明したり報告したりすること ( ) 5 目的意識をもって友達の考えをきくこと ( ) 6 共通語と方言語との違いを理解し、必要に応じて共通語で話すこと ( ) 7 相手やその場の状況に応じて丁寧な言葉で話し、また、文章の敬体と常体との違いに注意しながら聞くこと ( ) ●話すこと 第1・2学年 知らせたいことを選び( )を考えながら、相手に分かるように話す。 ↓ 第3・4学年 伝いたい事を選び、自分の考えが分かるように筋道を立てて、相手や( )に応じた( )で話す。 ↓ 第5・6学年 考えた事や自分の意図が分かるように話の組み立てを工夫しながら、( )や( )に応じた( )で話すこと。 ●聞くこと 第1・2学年 ( )を落とさないようにしながら、興味をもって聞くこと。 ↓ 第3・4学年 ( )に気をつけて聞き、自分の感想をまとめること。 ↓ 第5・6学年 ( )を考えながら話の内容を聞くこと。 ●話し合うこと 第1・2学年 ( )に沿って、話し合うこと。 ↓ 第3・4学年 互いの( )や( )を考えながら、進んで話合うこと。 ↓ 第5・6学年 自分の立場や意図をはっきりさせながら、( )に話合うこと。 各学年の内容 解答
https://w.atwiki.jp/nobita_in_pokemon/pages/523.html
前へ 『ヒャーハッハッハッハッハッハッハ』 耳障りな笑い声が頭に響く。うるさい。誰だ? だが確認することはできない。なぜならこの空間が暗闇に包まれているからだ。 なにがそんなに面白いのだろう? 俺には分からない。 俺が『そいつ』に声をかけようとした時、突然『そいつ』の周囲が照らされる。 その時、俺は目を疑った。 照らされた地面には、血に塗れ息絶えたスネオが居た。 『うわぁああぁぁぁぁああぁぁあああ!!』 反射的に悲鳴を上げる。 その時連鎖反応を起こすかのように、また『そいつ』の周囲が照らされる。 そこにはスネオと同じく、無残な姿の静香、ジャイアンが居た。 体の血液が全て逆流し、全身が凍り付いていく感覚に襲われる。 何か喋ろうと思っても、喉に何かが詰まったように言葉が出てこない。 また照らされる。ちょうど俺の目前だ。 「あ……あ……」 そこに居たのはのび太―――死人の顔をしていた。 俺は地面を這い蹲りながら、のび太だった物に近づき、抱き上げる。 しかし次の瞬間、のび太だった物は砂に変化し俺の手を流れていった。 続いて、他の三人も砂となり地面に吸い込まれていく。 俺は『そいつ』を見上げる。憤怒に満ちた目で。 しかし『そいつ』は俺を見ると、ニヤリと笑みを浮かべる。 そして――― 『うわぁああぁああぁぁぁああぁあ!!』 思わず飛び上がった。 周囲を見渡す。木で出来た壁、畳、俺の下半身を包む布団。 なんだ……夢か…… 額の汗を裾で拭う。ベッタリの手首の辺りが湿った。 それにしても嫌な夢だった、皆が死ぬ夢を見るなんて……縁起でもない。 あれ? そういえば皆はどこ行ったんだ? 時計に目をやる。すると既に八時を回っていた。 「俺が起きるの遅かったんだな……」 布団を畳み、俺は居間のほうへと向かった。 居間には全員が揃ってる。空気が重い。嫌な予感がする。 「なにか……あったみたいだな」 「うん、落ち着いて聞いてね、ナナシ君」 「ポケモンリーグがギンガ団に占領された」 耳を疑う。ポケモンリーグが占領されただと? 「私が出かけているうちに……不覚だったわ」 シロナは下唇を噛み締め、苦い表情を浮かべる。 そうか、チャンピオンであるシロナが不在だったのか、それを狙って…… 糞ッ……姑息な手を使いやがって。 「少し一人にさせてちょうだい、食事なら昨日の残りがあるわ」 額を右手で押さえながら、シロナは寝室に戻っていった。 よほどショックだったのだろう。 シロナが戻った後は、気まずい空気が流れていた。 無理も無い。シンオウで最強のトレーナーが集まるポケモンリーグが占領されたのである。 それが意味することはただ一つ。 今のギンガ団には四天王を上回る力があるということだ。 こんな相手に俺たちは勝てるのか……? 圧倒的な恐怖に押しつぶされそうになる。怖い。 体中から脂汗が滲み出る。視界もぼやけて来た。 俺が完全に恐怖に屈しようとしていたその時だった。 『諦めるなッ!』 突然ジャイアンが立ち上がり大声を発する。それは家中に響き渡った。 『ポケモンリーグが支配されたからなんだ!? 四天王を倒したからなんだ!? それなら俺たちがギンガ団より、もっと強くなればいいじゃねーか! どうせ避けては通れねぇ道なんだ! 何時までもクヨクヨしてたってしょうがねーだろ!!』 ジャイアンを見上げる。その表情には一寸の迷いも無かった。 あぁ……ジャイアンは強いな。虚勢ばかり張っている俺なんかよりもずっと、ずっと…… 「そうだよね……僕らが諦めてどうするんだ、僕だってバッジを八つ集めたんだ」 のび太が次に立ち上がった。続いて静香も。 「私のポケモン達だってコンテストだけじゃないのよ、ちゃんと四天王に挑戦する権利は得ているわ!」 「ぼ、僕だって! いいい今までみたいに逃げてばかりじゃないんだぞ!」 スネオが立ち上がる。それと同時にシロナが居間に戻ってきた。 「一番しっかりしなきゃいけない私が醜態を見せてしまったようね」 皆の姿を見て不思議と心が軽くなる。そして俺も立ち上がった。 「どうやら変な夢を見て弱気になっていたようだな、俺は決めたんだ。自分の過去にけじめをつけると!」 この瞬間、皆が一つにまとまった気がした。 「それに仲間は私たちだけじゃない、もっとたくさん居るわよ」 仲間がたくさん居る? 心当たりが全く無い、のび太たちもそれは同じのようだ。 「ポケモンリーグを占領した、即ちそれはポケモンリーグに関わる人間全てに喧嘩を売ったことになるわ 四天王、ジムリーダー、そしてポケモンリーグを目指す数多くのトレーナーにね」 そうか……ギンガ団を討伐しようと思っているのは俺たちだけじゃない。 他にもたくさんのトレーナーが―――おかしい。 この時、俺の中には一つの疑問が生まれた。 「なんでギンガ団はそんなリスクの高い行動をしてまで、ポケモンリーグを乗っ取ったんだ?」 四天王にジムリーダー、その他数々のトレーナーを相手にするのは正直無謀だ。 そんな明らかにリスクの高い行動を、アカギが取るとは思えない。 「言われてみればそうね……無謀にも近い行動をあの男が取るなんて」 なぜポケモンリーグあそこまでリスクを犯して、ポケモンリーグを乗っ取ったのか? おそらく乗っ取らざるを得なかった。そしてその理由。 力を見せ付けたかった? 違う。確かに最も効果的かもしれないが代償が大きすぎる。 他の理由だ……他の理由を考えろ。何かまだ隠された謎がある。記憶の片隅まで――― この時、俺はあることを思い出した。 ギンガトバリビルにある、謎の部屋。 そこには幹部のIDカードですら、鍵を解除することができない。無論俺のカードでも不可能だ。 あそこには総裁、つまりアカギのカードでしか入ることができない。 あの部屋には一体何があったんだろう? この部屋のことを皆に話した。 「アカギ自らのカードでしか入れない秘密の部屋……そこに何かがあるのは間違いないわね」 何か……それが分かれば話は早いのだが、生憎その正体は知らない。 当たり前か、厳重に保管されているものだ。 とりあえず整理してみよう、現在の謎は…… ポケモンリーグを占領した理由 アカギのカードでしか入室できない謎の部屋 「後は出木杉がなぜエムリットを捕獲しようとしていたかだな。 それにあいつがキッサキで俺を襲った理由も分からない、どうやって正体を知ったかもだ」 「後は……私が突然倒れてしまうことね」 「静香ちゃん……倒れる寸前どんな感じなの?」 「えーと……突然頭の中が真っ黒になって……急に眠くなってくる感じ…… これ以上はあまり思い出したくないわ、ごめんなさい、のび太さん…」 「ごめん、ありがとう、静香ちゃん」 頭の中が真っ黒になって突然眠くなるか……よく分からんな。 この四つくらいか、他にもいくつか気になることはあるが…… とりあえずそれは頭の片隅に置いておこう。 頭の中で整理がつき、ソファに腰をかけようとしたまさにその時だった。 巨大な爆発音や、けたたましい悲鳴が耳に飛び込んできたのは そして、ギンガ団がカンナギに責めて来たのは――― ナナシ ルカリオLv58、クロバットLv55、ロトムLv54、 ラグラージLv56、グレイシアLv54 全員で扉の外に出る。そこには百人近くのギンガ団員。 そして、それを率いている幹部達の姿があった。 「ハハハハハ、この町を焼け野原に変えてやれ!」 「「「「「「分かりました、サターン様!」」」」」」 団員は一斉に返事をすると、それぞれモンスターボールを放り投げる。 そこからはさまざまなポケモンが飛び出し、周囲を攻撃しだした。 「私の故郷を襲撃するなんて……許せない、ミロカロス、マニューラお願い!」 出てきた二体のポケモンは、ギンガ団のポケモンを一匹ずつ蹴散らしていく。 「あなたたちもお願い! なんとかギンガ団の猛攻を食い止めて!」 シロナの声は、いつもには無い気迫が込められている。 その声に返事をすると、俺たちはそれぞれ違う方向に飛び出していった。 「ヒョヒョヒョ~噂の元幹部様のお出ましか アカギ様の息子だからっていい気になってんじゃねぇよ、行け、ドクケイル!」 「そうや、ワイらは裏切り者なんかには負けへんで! ズガイドス!」 『どけ!』 「「うわああぁ…」」 ロトムとグレイシアが、二体のポケモンを一気に戦闘不能になる。 その光景を見て腰を抜かした二人を尻目に、俺は走り出した。 周囲には戸惑う人々が居る。 家を破壊され、金品を奪われ、ポケモンを奪われ――― こんな組織に俺は加担していたのかと思うと、胸が痛む。 だからこそ崩壊させねばならない。そのためにも今は走る。 ひたすら走りぬけ、やがて一人の幹部と対峙することになった。 その幹部は俺と同じくらいの背丈、そして年齢だ。 「まさか幹部だったとはな……出木杉」 「………」 驚いてはみたものの、薄々は感づいていた。 いくらなんでも一人で、伝説のポケモンを捕獲するのは不可能。 となると、何らかの組織に加入していることになる。 ギンガ団に居た頃、敵対組織の名前は聞いたことが無い。 そして、ここ二、三日で出来た組織が十分な戦力を所持しているとは思えない。 つまり元からあった組織に属していることになる。幹部だったのは意外だが。 「ここで決着をつけようか、そして聞かせてもらおう。なぜギンガ団に加入したかな」 「まだ僕はこんなところで負けるわけには行かないよ、行け、ユキメノコ!」 出木杉がボールが弧を描く。中からは雪女と呼ぶに相応しいポケモン、ユキメノコが出てきた。 「ユキメノコか……前から不思議に思ってたんだ」 「なんだい? 言ってみなよ」 「前に217番道路で戦った時に、なぜそのポケモンを出さなかった?」 この質問を投げかけたとき、出木杉が半歩下がるのを俺は見逃さなかった。 「217番道路は霰も降っていて、ユキメノコを活躍させるには最高の場だった それなのに出さなかった、いや出せなかったんだ」 息を吸い込む。そして吐き出した。 「お前のユキメノコは俺たちが戦っていたところより、十数メートル程離れた場所に居たんだ」 出木杉はギロッとこちらを睨む。その顔には焦りが見え始めている。 「今考えてみると都合が良すぎたんだ……俺の遭難はな おそらくあのバトルの真の目的はクロバットを潰すこと、空を飛んで逃げられるのを避けるためだ クロバットを潰せさえすれば用は無い。そこで吹雪を使いバトルを中断させた 後は簡単、天候が酷くなるようになんらかの技を使い、俺を追い詰める やがて吹雪に力尽き、凍死ってわけだ シャワーズで俺に水をかけたのも意図的だな、念には念を入れたのだろう どうだ、出木杉? 最もまだ俺は生きているけどな、ここまでしたのに残念だ」 「長々とご苦労、だけどあの時あの場所で会ったのはあくまで偶然だ 僕が待ち伏せでもしていた証拠はあるのかい?」 流石出木杉、中々のしぶとさを見せる。だが俺は待ち伏せしていたのは分かっているんだ。 「あるさ、お前は俺との勝負の後に、キッサキシティに向かって飛んでいっただろ? ジムに挑戦していないお前が、なぜムクホークで飛んでゆけた? 修行してた……なんてのは通じないぞ、お前の戦力ではスズナを倒すのは容易だったはずだからな」 威勢を張っているものの、それは虚勢に過ぎない。 あの戦闘にそこまで念密な殺害計画が組み込まれていたことと、誰がこの計画を考えたか この二つが恐怖となって、俺に付きまとってきた。 「ついでにキッサキで俺を襲った時も、宝玉を取り返すのが目的では無く あくまで俺を殺すためだな……全然気づかなかったよ」 「正解だよ……あれだけのヒントでよくここまで推理できたね、尊敬に値するよ」 出木杉は悪びれる様子も無く、淡々と答える。 「黙れ! 一体誰がこの計画を考えた? 答えろ!」 「君に教える義務なんか無いさ! そろそろお喋りはお終いにしようか、冷凍ビーム!」 「チッ……電撃波だロトム!」 冷気と電撃がぶつかり合う事で、白い霧が発生した。 「追撃だ、冷凍ビーム!」 霧の中から冷凍ビームが発射され、ロトムに命中する。 「お喋りに熱中してるからこうなるんだよ、今はバトルちゅ―――」 「怪しい風だ!」 ロトムが怪しい風を発生させる。 その風はユキメノコを襲い、さらに霧まで吹き飛ばした。 「確かに冷凍ビームは命中したはずなのに……」 「さっきのは身代わりだ、それに冷凍ビーム一発程度じゃロトムを倒すことなどできない」 出木杉の足元には、凍りついた身代わり人形が倒れている。 それを見て出木杉は口元を歪めた。 さっきの怪しい風はユキメノコに対して効果抜群、次の攻撃を受ければ耐えることは不可能だろう。 予想通り冷凍ビームを耐えたロトムは、二回目の怪しい風でユキメノコを戦闘不能にした。 「行け、エレキブル!」 ユキメノコに変わって出てきたのはエレキブル。周囲を電磁波が舞っている。 こいつの特性は『電気エンジン』 電気タイプの攻撃を無効化し、自分の素早さを上昇させる特性だ。 なら怪しい光でペースをかき回してやる。 怪しい光を発生させ、エレキブルは混乱する。 しかし一瞬にして、エレキブルの混乱は回復してしまった。 そして、エレキブルの炎のパンチでロトムは戦闘不能になってしまった。 「エレキブルにキーの実を持たせていたんだよ、君はよく混乱を狙ってくるからね」 読まれていたか……不覚だった。 「悪かったロトム……行け、ラグラージ!」 ロトムの次に出すのはラグラージ、電気タイプの唯一の弱点である地面タイプの攻撃が使えるからだ。 エレキブルにはラグラージを倒す手段は無いはず、一撃は食らうかもしれんが構わん。 ここは地震で…… 「エレキブル、冷凍パンチ!」「ラグラージ、地震だ!」 技と技のぶつかり合い、勝負も中盤に入ろうとしているときだった。 怪しい一つの影が俺たちに忍び寄ろうとしていたのは…… ナナシ ルカリオLv58、クロバットLv55、ロトムLv55 ラグラージLv56、グレイシアLv55 出木杉 ユキメノコLv56 エレキブルLv58 残りの手持ち不明 エレキブルは地震の一撃で戦闘不能になる。出木杉が悔しそうにエレキブルを戻した。 「地面タイプに電気タイプで無理に挑むからだ、相性くらい考えて行動するんだな」 出木杉を挑発する。すると出木杉はギロッとこちらを睨み付けた。 「余裕を見せてられるのも今のうちさ! 行け、ムクホ――」 出木杉が新たなモンスターボールを投げようとしたその時、急に頭上が暗くなる。 「……カビゴン……のしかかり」 そして次の瞬間、巨大な何かがフィールド場に落下してきた。 「ぐあぁ!」「うわっ!」 砂煙が周囲を包む。思わず腕で目を庇った。 「一体なんだ!?」 砂煙が引いたその場所には気絶しているラグラージ、巨大なカビゴン。 そして黒いローブを羽織った、背の低い人間が居た。 まずい、こいつがギンガ団の人間だったら数的不利に陥る。 そうしたら勝ち目など、彼方へと吹き飛んでしまう。 一瞬のうちでそこまで考えが広がり、思わず顔が強張ってしまった。 「……………」 黒いローブの人間は何も喋らない、そのうえピクリとも動かない。 だが黒いローブの奥から見える瞳は、まるで黒曜石の様に邪悪な光を放っていた。 こいつは本当に、人間なのか。 「心配ない、僕一人で十分だ! シャワーズ!」 出木杉は、黒ローブから逃げるような形でシャワーズを繰り出す。 「頼むぞ、クロバット! クロスポイ――」 クロバットに指示を出そうとしたその瞬間、出木杉がこちら目掛けて全力疾走してくる。 咄嗟に腕でガードしたが、差し出した腕を掴まれ、押し倒されてしまった。 「僕は絶対に失敗してはならないんだ、邪魔をしないでもらいたいね」 「退け、退かないとクロバットで攻撃するぞ?」 「出来るのかな、君に?」 出木杉のその瞳は確信していた。俺が絶対に危害を加えないと。 「シャワーズ、池の中に潜れ!」 出木杉の掛け声で水中に身を隠すシャワーズ。 「クロバットは攻撃技だけじゃない、催眠術だ!」 「無駄だよ、催眠術は相手の目を見ない限り掛かることは無いからね」 出木杉が地面の方向を向いているせいで、催眠術は失敗に終わる。 「今だ、冷凍ビーム!」 池の中から冷凍ビームが発射され、それはクロバットの右翼を貫く。 レベルの差もあったせいか、一瞬にして凍り付いてしまう。 右翼が使えなくなったクロバットは、こちら側に落下してきた。 「ぐあっ……くそぉ」 クロバットが落下してくる寸前に、出木杉は上手く俺の体から離れる。。 だが俺は避けることができず、自分の体でクロバットを受け止める形となってしまった。 身体のあちこちが痛むが、立ち上がるのには何ら支障はない。 「どうやら立ち上がることができたみたいだね、クロバットはもう瀕死みたいだけど」 クロバットは気絶している。それであいつのシャワーズの強さを再認識させられた。 「僕一人でも勝てる……僕一人でも大丈夫なんだ……」 出木杉は呪文のように呟く。いつの間にか黒ローブは居なくなっていた。 シャワーズを倒すには、出し惜しみなんてできない。 ここは最強のルカリオでケリをつける。 「行け、ルカリオ!」 「確かルカリオは、君のパーティの中で最強だったね」 「あぁ……今からそれを証明してやる、池の中のシャワーズに波動弾をかましてやれ!」 水中に潜られると、普通は中々攻撃を命中させることは出来ない。 だが波動弾は例外、相手が見えていれば絶対に外さない。 水中に隠れていようとなんだろうと、この技の前には無意味。 ……そのはずだったが、何故かルカリオは波動弾を発射せず、未だにシャワーズを探している。 「どうした、ルカリオ?」 「フフフ……シャワーズは水に溶ける性質を持っている。相手が見えなきゃ波動弾でも当たらない」 ルカリオが悔しそうに下唇を噛み締める。 「……なら悪の波動だ、池全体を攻撃しろ!」 悪の波動は広範囲を一気に攻撃できる技。見えないならその全部を攻撃すればいい。 「悪の波動は確かに広範囲を一気に攻撃できる。 だがその分、通常時より威力は落ちるのを忘れているようだね」 思わず舌打ちをしてしまう。 池に深く潜ってしまえば悪の波動は届かないのだ。 「今度はこっちから行くよ、波乗りだ!」 池の水が噴出し、ルカリオに襲い掛かる。 それから逃れることのできなかったルカリオは、波に飲み込まれ、池の中へと引きずり込まれていった。 一分もしないうちに、ルカリオは水中から飛び出してくる だが表情には疲労の色が見え、息も上がっていた。 「どうやら水中で必死に抵抗したようだね、水中では圧倒的にシャワーズのほうが有利なのに」 これ以上ルカリオを酷使するわけにはいかず、俺はルカリオをボールに戻した。 「水に溶けているシャワーズを倒す方法なんて無い、だからさっさと立ち去るんだ」 出木杉の言う通り、水に溶けているシャワーズを倒す方法なんて―――? 水に、溶けている。 倒す可能性は、まだ残されている。 あの手を使えば倒せるかもしれない。 「立ち去るわけには行かない、まだ俺のポケモンは残ってるからな、頼むぞ、グレイシア!」 華麗な舞を踊るかのように、真っ白なグレイシアが姿を現す。 グレイシアこそが、シャワーズを倒す逆転の切り札だ。 「グレイシア……まさか!?」 「そのまさかだ、池全体を凍らせろ!」 グレイシアは息を吸い込み、池全体に強力な冷気を放つ。 見る見るうちに池は凍りついていった。 「これでシャワーズは封じた、さぁ次のポケモンを出せ」 池が凍結すると、すぐにシャワーズは液体から戻る。 既に、戦闘を行うほどの気力は無かった。 「くそ……だが、これで終わりだ。行け、ムクホ―――」 出木杉が最後のポケモンを出そうと、モンスターボールを掲げた瞬間。 大人数の声が響き、熱気が伝わる。 理由は分からなかったが、出木杉のポケッチからの伝言で事態を把握することが出来た。 ≪撤退だ、大量のトレーナーがカンナギに入ろうとしている!≫ 「くそっ……ムクホーク!」 ムクホークが姿を現す。二度も逃がしてたまるか! 「そうは行くか、冷凍――」「糸を吐くだ、ケムッソォ!」 俺の足に粘着力のある糸が絡んでくる。それに足を捕られ転倒してしまった。 「ヒョヒョヒョヒョヒョ~俺を忘れてもらっちゃ困るなぁ」 「ま、待て!」 俺が声を上げたとき、既に出木杉は地上には居なかった。 「めざめるパワー!」「うわああぁああ!!」 ケムッソを一撃で戦闘不能にさせる。そして足に絡み付いている糸も焼き払った。 一部は既に逃亡したようだが、まだたくさんの下っ端が戦闘を繰り広げている。 出来るだけ相手の戦力を削ぐべきと判断し、俺は走り出した。 何人かの下っ端を戦闘不能にしながら走り続ける。グレイシア一匹しか居ないが順調に勝ち進んでいる。 このまま誰かと落ち合えれば―――ッ!? 不意に黒い物体が物凄い速さで横切る。それに足が竦んで立ち止まってしまった。 その数秒後、頬に鋭い痛みを感じる。 その位置に触れ、指を見ると血が滲んでいた。 この時初めて俺は布で頬を切ったこと、そして横切った物体が先ほどの黒ローブだと気づく。 ……嫌な予感が過ぎる。奴の来た方角は、のび太と静香が向かった場所だ。 俺は、ローブの人間が来た道を走り始めた。 そしてすぐに、嫌な予感は的中する。 俺の眼に飛び込んできたもの、それは草原にうつ伏せになって倒れているのび太だった。 ナナシ ルカリオLv58、クロバットLv55、ロトムLv55 ラグラージLv56、グレイシアLv55 出木杉 シャワーズLv62、ムクホークLv59、エレキブルLv58 ユキメノコLv56、残りの手持ち不明 今、目の前には、数種類の木の実とチョコレートでトッピングされた巨大なパフェがある。 周囲にはのび太、スネオ、ジャイアン、シロナが居て それぞれ目の前に、盛り付けられた料理が並べられている。 ここまで言えば分かるかもしれないが、俺たちは今ファミレスに来ていた。 「昨日はご苦労様、私が御代を出すから気にせず食べてね」 今日は昨日のギンガ団撃退のお疲れ会を開催したのだ。 「そんなに暗くならないで、色々あったけどあなたたちはギンガ団を撃退したのよ」 そう、確かに俺たちはギンガ団を撃退した。 だがその代償は決して小さい物では無かった。 ―――― あの時、気絶しているのび太の肩を掴み揺さぶった。 するとのび太はすぐに目覚める。この一瞬は安堵したがこれはすぐに崩れ去った。のび太の一言で。 『静香ちゃんがギンガ団に連れ去られた』 一気に血の気が引く。そして初めて気が付いた。のび太と一緒に居たはずの静香が居ないことに…… のび太と静香は、二人でサターンを追い詰めていたようで 途中までは上手く行っていたが、黒ローブが乱入してきたことで事態は一変。 あいつの出したポケモンが、次々とのび太たちのポケモンを葬っていった。 だが、それだけでは終わらなかった。 ちょうど全てのポケモンが戦闘不能になった時、またしても静香が倒れたらしい。 のび太は静香に近寄ったが、その時猛烈な眠気が襲い掛かる。 薄れ行く意識の中で、のび太が最後に見たものは 静香を抱えて、その場から消滅するサターンの姿だった。 ――― これがのび太の言っていた出来事だ。 ジャイアンやスネオも、ギリギリまで追い詰められたようで もう少し加勢が遅かったら、大変な事態になっていたらしい。 そして、俺にもそれは言える。 なんとか出木杉に一矢報いることは出来たが、あの後まともに戦っていたら勝ち目は無かっただろう。 仮にシャワーズを撃破できたとしても、まだあいつには別のポケモンが最低でも一体残ってた。 ここまで来て、自分の無力さを痛感させられてしまった。 スプーンでチョコアイスを抄くって、口に運ぶ。 このモモンと熟したチーゴの甘みと、オレンの酸味が絡み合って美味しい。 小さい時から一度は食べてみたかったんだよな、美味い…… ……変に気持ちを盛り上げようとするのも、疲れる。 思わずため息をついてしまった……ッ!!? 『辛ッ!!』 舌に特有の刺激を感じ、すぐさまテーブルの上のコップを手に取る。 そして水を流し込み、深く溜め息をついた。 そういえばこのパフェは『レインボー木の実パフェ』だった。 辛いクラボの実も入ってるんだった……不覚。 「ガハハハハ、お前辛い物苦手なのかよ」 ジャイアンが、豪快な笑い声を上げながら話しかけてくる。 「し、仕方ないだろ、小さい頃にノワキの実を食べて火ぃ吐いたことあるんだ!」 「プッ…ナナシ……前から思ってたんだが、お前って結構子供っぽいよな 甘い物好きだったり、辛い物駄目だったり。さっきのお前凄い嬉しそうな顔してたぜ」 「な……」 ジャイアンが口元にカレーを付着させ、ニヤリと口端を吊り上げる。 「わ、悪いかよ……甘い物好きで…」 「別に悪いなんて言ってねーよ。大体お前俺たちと同じで十歳じゃんか 変に大人っぽくするなよ、疲れるぜ?」 ジャイアンが先ほどの表情を保ったまま、こちらを見据える。思わず俯いてしまった。 『子供っぽく』か。 考えてみると変に大人っぽく振舞っていたかもしれない。 昔から周囲は大人ばかりで、見下されたくなかったから。 「そうだな……ハハハ」 何か心が軽くなった気がする。 「子供と言えば、小さい頃のことで全く記憶に無いことがあるんだよな」 不意にこの事を思い出した。 旅している間はすっかり忘れていたが、俺は一度だけ妙な出来事を体験したことがある。 だが、そのことは全く覚えていない。 覚えてないことを覚えているのだ。 不意に記憶が途切れて、気が付いた時は自分の部屋で眠っていた、とだけなぜか鮮明に覚えている。 「そんなこといちいち気にするなよ、俺だって記憶が曖昧なことくらいあるぜ!」 「ちょっと変な話だね……そういえば僕もたまに記憶が抜けてることがあるけど」 ジャイアンは相変わらずの反応だが、スネオは若干考え込むような動作をしている。 「それくらい誰にだってあるよ。最近は無いけど、 僕なんて行った事も無い場所のことを覚えてたりするんだから」 「皆、子供なのに痴呆? 私なんかそんなこと一度も無いわよ」 シロナが口元に手を当て笑い声を上げる。 その姿を見て、少し腹が立った。 その後も当たり障りの無い雑談がしばらく続く。 こんな状況下に置かれていなければ、純粋に楽しむことが出来ただろう。 俺はどこか腑に落ちない点を残しながら、話を続けていた。 僅かに残ったパフェを食べようとスプーンを伸ばした時、シロナが身を乗り出す。 「そろそろ今後のことを話してもいい?」 のび太達は、シロナの言葉を聞き、口を閉じる。 今回の真の目的は、今後の相談。 静香が誘拐され、さらに土壇場まで追い詰められる。 ちゃんと計画を立てて抵抗しないと、次は『死』すら訪れるかもしれない。 俺は深呼吸をして、話に参加する準備をした。 「皆の話を聞く限り、ギンガ団は確実に戦力を増大している 昨日の戦闘で少しは削れたかもしれないけど、まだまだ足りない」 昨日の戦闘で、ギンガ団の下っ端を十数人捕らえることが出来た。 だがそれは全勢力の一割にも満たない数。まだまだ膨大な数の戦闘員が残っているのだ。 それに幹部や出木杉。さらに黒ローブなどの実力者も揃ってる。 そしてアカギも、いつかこの手で倒さねばならない。 「たくさんの下っ端や実力者である幹部たちを倒すためには やっぱりこっちも実力を上げるしかないと思う」 シロナが強く、はっきりとした口調で告げる。 その答えが返ってくるのを分かっていたのか、三人は表情を崩さなかった。 「それは構いませんが……どこで修行するつもりなんですか?」 のび太が僅かに眉を下げ、不安そうな口調で尋ねる。 チャンピオンロードが定番となってるが、あそこは今ギンガ団に占領されている。 それに、強力なギンガ団相手に普通の修行では、遠く及ばない気がした。 「それだけど……バトルゾーンでの修行を検討してるわ」 バトルゾーン、シンオウ地方の北東にある島のことだ。 ここには珍しいポケモンや強力なトレーナー、さらにバトルタワーやハードマウンテン等もある。 修行する場所としては、これ以上に無いほどの環境だろう。 あそこはポケモンリーグを制覇しないと出入り禁止だったが チャンピオンであるシロナなら、ある程度の無理は通るのだろう。 「でもシロナさん、僕達が居ない間にギンガ団がまたトレーナー狩りを始めたらどうするんですか?」 今度はスネオが不安そうに尋ねる。 しかしシロナは表情を崩さない。どうやら策があるようだ。 「ジムリーダーには自分の持ち場を離れないように言ってあるし、ジムリーダーが居ない町には四天王を配置してるわ」 「ただ何時までも呑気に修行しているわけには行かないわ、期限は一週間 最低でも全ポケモンのレベルが七十を越すように、あと手持ちが六体になるようにして」 全ポケモンのレベルを七十以上にするうえに、手持ちをあと一体増やすのか…… 相当厳しい物となりそうだ。だがそのくらいの努力をしなければギンガ団を打ち破ることなどできない。 「分かりました、一週間でギンガ団を倒すだけど実力を身につけてみせます!」 こうして俺たちは、修行のためにバトルゾーンへと向かった。 ナナシ ルカリオLv58、クロバットLv55、ロトムLv55 ラグラージLv56、グレイシアLv55 のび太 カイリューLv58、ライチュウLv56、アゲハントLv50、 ムウマージLv51、エテボースLv53 スネオ ゴウカザルLv58、トリトドンLv56、テッカニンLv52 ヌケニンLv51、カクレオンLv45 ジャイアン ドダイトスLv57、カイリキーLv56、サマヨールLv56 ガブリアスLv62 次へ
https://w.atwiki.jp/bakiss/pages/11.html
第九十五話「ラグナロク・後編」 「親友テレカ・・・これはドラえもんズと連絡を取り合う道具であり、そして友情をエネルギーに変えることができる道具 なんだよ」 ドラえもんがそう切り出した。 「今まで出会ってきたぼくらの仲間たち・・・彼らに親友テレカを通じて呼びかけて、友情の力を分けてもらうんだ」 「友情の力を分けてもらうって・・・どうやって?」 「簡単だよ。祈ってもらえばいい・・・ぼくたちのために、心から祈ってくれるなら・・・それが力になる。それを集めれば、 グランゾン・Fを倒すことができるかもしれない!少なくとも・・・もうそれしか可能性はないよ」 「・・・だけど、集めるって言ったって、そんな時間は!?」 うっ、とドラえもんが言葉に詰まる。だがその時だった。 「時間は・・・おれたちが稼げばいいだろ!」 ジャイアンの声だった。 「そうだな・・・グランゾン・Fも相当消耗している。捨て身でいけば、その、友情の力とかいうのを集めるくらいの間は、 奴を足止めできるかもしれん」 「しれん、じゃないですよ、ムウさん。絶対に足止めするんです!」 キラが強く言い放つ。 「ああ。足止めくらいしなければ、俺たちの存在意義が疑われてしまうじゃないか!」 「グゥレイトォ!いっちょやるしかないでしょ!」 「僕らだって、折角ここまで付き合ってきたんですからね」 「ふん・・・何なら、そのまま倒してやるさ!」 アスランが、ディアッカが、ニコルが、イザークが、決意を顕わにする。 「ここまで来て、怖気づくくらいなら―――」 <最初っから、こんなことに首突っ込んでねえよな、稟!> 「・・・頑張る!」 「おれも、ほんとは怖いけど・・・でも、逃げたりしないぞ!」 「そうだよ!みんな、もう一頑張りしよう!」 稟が、マサキが、プリムラが、フー子が、亜沙が、まっすぐに前を見つめた。 「あーあ、熱血してるねえ、みんな。ま、俺様も奴にやられた借りがあるからよ・・・ちょっと本気出すとするか!」 USDマンがポキポキと指を鳴らした。 「ぼくたちも行くぞ、アヌビス!」 <―――承知!> ペコに対し短く、しかし確かに応えるアヌビス。 ―――仲間たちの声に、のび太も決意を固めた。 「・・・やろう、ドラえもん!」 「そうだね・・・みんな!辛いだろうけど、頼む!」 「「「「「「おう!」」」」」」 異口同音に発された、短くも力強い言葉。それと共に、皆がグランゾン・Fに向けて最後の特攻に打って出た! 「―――親友テレカ!みんなに・・・ぼくたちの友達に、ぼくたちの声を伝えてくれ!」 そしてドラえもんが、親友テレカを掲げた―――! 「うおりゃあああああーーーーっ!」 ジャイアンが怒鳴り声を上げながら、必死にグランゾン・Fにしがみ付く。 「ちいっ・・・抵抗しても無駄だと、まだ分かりませんか!」 あっさりと振りほどかれるが、それでもなお死に物狂いでドムトルーパーの腕を振り回し、顔面に一撃を加えた。 僅かによろけたところを、残る二機のドムトルーパーが追い討ちをかける。 「・・・あなたが、アザミを死なせた・・・!あそこまでする必要があったの!?」 攻撃しながらも、しずかが言い募る。 「フッ・・・非道と罵るなら勝手になさい!私にはどうでもいいことですから―――ね!」 グランゾン・Fの掌が光り、ジャイアンとしずかの機体が吹き飛ばされる。 「このおっ!ジャイアンはどうでもいいけど、しずかちゃんに何するんだ!」 スネ夫が激昂し、ビームライフルを乱射した。 「ふん―――これまで何もロクにできなかったあなたまで、そこまで躍起になりますか!」 「そうだよ!ぼくなんて、いてもいなくても、同じようなもんだったけど―――それでもここにいるんだ!きっちり 最後まで、戦ってやる!」 「愚かな・・・!」 グランゾン・Fの剣が閃く。スネ夫のドムトルーパーは両腕を落とされ、ついに沈黙する。 「シュウ=シラカワ!」 「あなたは―――あまりにもやりすぎた!」 ムウが操るGフリーダムとキラが駆るSフリーダムが、高速で宇宙を駆け抜けてグランゾン・Fに迫る。 「フリーダム・・・自由!本当に素晴らしい名前ですね。そんな機体を潰さねばならないのは残念ですがね・・・」 その剛腕を振り上げ、二機を打ち砕かんとしたその時、割って入った者たちがいた。 ディアッカとニコル、そしてイザークの機体だ。それはGフリーダムとSフリーダムを庇い、砕かれたボディの破片を 撒き散らす。 「ぐっ・・・!」 「くそっ・・・今のでもうこっちはロクに動けなくなっちまった!」 「もう盾になってやることもできん・・・後はお前らに任せた!」 彼らの叫びを受け、キラが激昂する。 「みんな・・・!くそおっ!よくも!」 Sフリーダムの全武装を解き放つ。ムウもそれに続き、Gフリーダムの砲門を展開する。 そして、迸る光の螺旋。それは漆黒を照らし、グランゾン・Fを襲う。 「ワンパターンな攻撃ばかり・・・折角の機体が泣いていますよ!」 前方にバリアを展開し、それを全て防ぐ。そして二機のフリーダムを迎撃しようとした時、ボディのど真ん中をぶち抜く ような一撃が襲った。 「うおおおおお!こうなったら体当たりしかないじゃないか!」 全ての武装が壊れ、両腕と両足を?がれた∞ジャスティスに残された最後のエネルギーで、アスランは捨て身の特攻 に出た。何の策も工夫もない、ただの体当たり―――だがそれが逆にシュウの意表を突いた。 完全に戦力外と看做していた、大破した∞ジャスティスからの攻撃など考えてもいなかったのだ。 「こんな自殺のような攻撃・・・あなたはまさか、本物のバカだと言うのですか!?」 まともに受けたグランゾン・Fが吹っ飛び、態勢を整えた瞬間に片腕が斬り飛ばされた。そこにいたのは――― <シュウ!今こそ決着を付けてやるぜ!> サイバスター―――幾度となくシュウの前に現れた、忌まわしくも縁深き機神。 「マサキ・・・あなたのしつこさには本当に頭が下がりますよ。私には勝てないと、かつて私に殺された時に学ばなかった のですか?」 <確かにあの時は負けた―――だけど、今は違う!今の俺には―――> 「―――仲間がいるからな!」 <あ、稟!人のセリフ取ってんじゃねえ!> 「―――ならば!仲間ごと消えなさい!」 腕を再生し、ワームスマッシャーを零距離から放つ。避けようもない攻撃に、サイバスターもまた動きを止めた。 「―――らああああああっっ!!」 休む間もなく襲ってくる新手。それはロボットではなく、生身の人間。少なくとも、見た目は。 だがその本質は紛れもなく怪物―――USDマン。 彼はグランゾン・Fの脚部を引っ掴み、ジャイアントスウィングの要領でブンブンと回し、投げ飛ばす。吹っ飛んでいく グランゾン・Fに追いつき、今度は蹴り飛ばす。 「ちいっ・・・!」 そして、そこに待ち受けていたのは金色の犬神―――アヌビス。大きな腕を振りかぶり、そして、振り下ろした。 単純にして、威力抜群の一撃だった。そしてそのまま殴り続ける。 「あなたを倒せるまで―――殴るのをやめないっ!」 何故だ―――シュウは心底疑問に思った。 もう勝利の可能性など零に等しいというのに―――何故ここまでできるのか? ふと、ダイザンダーだけが攻撃に参加していないのに気付いた。何故?何か、策が?この状況を打破する、何かが? ―――ある、と思った方がいい! 「―――<ビッグバン・ウェーブ>!」 猛攻から逃れ、エネルギーを集中させ、一気に爆発させる。グランゾン・Fに群がっていた全てを衝撃波で弾き飛ばし、 そしてダイザンダーに向けて宇宙を駆ける! 「何をしているのか知りませんが―――終わりです!」 完全に無防備なダイザンダーに向け、グランワームソードを振り下ろした。 「ああっ・・・!」 「ダメ、か・・・!」 誰もがそう思い、真っ二つに斬り伏せられるダイザンダーの無残な姿を想像した―――しかし、そうはならなかった。 「うあっ・・・!?」 突然、グランゾン・Fが大きく後退した。まるで、何者かに押し戻されたかのように。 「みんな、ありがとう・・・なんとか間に合ったよ」 そして、誰もがそれを見た。果たして夢か幻か――― 彼らは確かに、そこにいた。 ドラえもんとよく似た六人がいた。可愛いリボンを付けた、よく助けにきてくれるドラえもんの妹がいた。 とても神様の王とは思えない、とても魔王とは思えない、親馬鹿で愉快な二人がいた。 穏やかな顔をした首長竜がいた。ピンク色のふわふわした動物を連れた少年がいた。犬の王国の住人たちがいた。 海底世界の勇敢な少年がいた。魔法が存在する世界で生きる少女がいた。小人の星の小さな大統領がいた。 竜に似た頭を持つ勇敢な騎士とその妹がいた。天竺を目指し旅をする二人がいた。たくましい原始人の少年がいた。 白きペガサスがいた。雄々しきグリフォンがいた。勇敢な龍がいた。 動物たちの星の住人がいた。黄金の城にすむ伝説の船乗りがいた。かつて存在した雲の王国の少女がいた。 小人の少年も、絶滅動物の生き残りも、立派に成長した木の子供もいた。 ブリキのホテルの少年とその友達がいた。創られた世界の人々がいた。銀河の超特急で出会った彼らがいた。 種蒔く者より祝福を受けた星のぬいぐるみがいた。大海を往く海賊たちがいた。宇宙を旅する少年騎士がいた。 のび太によく似た太陽の王がいた。鳥たちの世界の鳥人たちがいた。機械の少年と人間の王女がいた。 風の村の少年がいた。犬と猫の国で出会ったみんながいた。 今まで出会った、その全てがいた。 そして―――今ののび太たちは知らない、これから出会うべき、まだ見ぬ誰かがたくさんいた。 のび太の声は、確かに届いていた。彼らの元に。彼女の元に。皆の元に。 そして皆、祈った。果てしなき世界で戦う友のため、祈った。 数々の冒険の中で紡がれた、かけがえのない絆。 そしてこれから紡がれるはずの、未来の絆。 時空を、次元を、全てを越えて―――それは、力となった。 その全てを受けて、ダイザンダーが眩く輝く。機械の瞳に確かな意志を漲らせ、ファイティング・ポーズを取った。 「来い―――シュウ!今のダイザンダーは・・・無敵だ!」 「―――戯言をぉぉぉっ!」 シュウが叫び、再び剣を振り下ろす―――だが、ダイザンダーの動きはそれを遥かに凌駕していた。 あっさりと回避し、光を纏う拳で殴りつける! 「があぁっ!?」 「まだまだ!」 さらに殴り、蹴り、そしてデモンベインでぶった斬る! 圧倒的なパワー、スピード―――今のダイザンダーは、全てにおいてグランゾン・Fを超えている。 例えグランゾン・Fが万全の状態だったとしても、決して遅れは取らなかっただろう。 「ぐっ・・・確かに、強い・・・ですが・・・」 シュウは凄まじい攻撃に晒されながらも、口元を歪めた。その瞬間―――ダイザンダーの拳が音を立てて砕けた。 「えっ・・・?」 「ククク・・・性能だけが上がったところで、機体の材質まで変わりはしません。パワーアップしすぎたせいで、もはや ダイザンダーのボディではその力に耐えられないのです。さて、ダイザンダーが自壊するまでに、私を倒せますかね?」 「―――だったら・・・!」 のび太は叫び、そしてデモンベインを掲げる。 「だったら・・・一発で再生もできないくらいに消し飛ばすだけだ!」 デモンベインが―――魔を断つ剣が、姿を変えた。 白銀に光り輝く大剣から、白銀に光り輝く拳銃へと。 それは持ち主であるのび太にとって、最も理想とする形。 集いし仲間たちのエネルギー全てをぶつけるのに、最も適した姿。 「デモンベイン―――<神銃形態>!」 それはまさしく―――魔を討つ神銃! 「やっぱりぼくが一応主役なんだし、それなら最後の最後は剣よりも・・・銃で決めないとね!」 砕けた拳でなお強く握り締めた神銃―――その銃口が狙う先は、最後にして最強の敵―――グランゾン・F! 「みんなから貰った力を・・・食らえ、シュウ!」 そして、放たれる一撃――― 眩いばかりの光の洪水が全てを包んだ。世界を爆散させんほどの圧倒的な力。だがそれは、不思議なくらいに穏やかな 光だった。 何故ならそれは、祈りから生まれた光。友を想う心から生まれた光。それは光の極限に位置する。 ―――闇を打ち倒す光だ。 綺麗だ、と、シュウですらそう思った。このままこの優しき光に包まれ、消え去るのもいい――― 「―――否!」 シュウは己の中に僅かによぎった感情を否定する。 「ならば、その光すら飲み込む闇を見せましょう―――」 グランゾン・Fが残る全てのエネルギーを両手に集約させる。そして両手を前に突き出す態勢で、一気に解放した。 「―――<真・縮退砲>!」 黒きエネルギーが解き放たれた。先程の光の洪水とは、完全なる対極。 全てを喰らう闇。絶対なる負の領域から産み出される闇。それは闇の極限に位置する。 ―――光を喰らい尽くす闇だ。 極限の光と闇がぶつかり合う。極限の光と闇が交差する。僅かに勝っていたのは―――極限の闇。 黒が、白を、全てを、侵食する。 「くそぉっ・・・!」 まだ、まだ、足りない。あれほどのエネルギーを込めてなお―――なお、届かない。最後の最後で――― と、背中を押されるような感覚があった。まるで、誰かが支えてくれているような――― 「・・・ああ・・・」 背後を確認した瞬間、全てを理解した。これまで共に戦ってきた仲間たち。彼らがみな・・・ダイザンダーの背中を 支えていた。誰もがみな傷ついて。誰もがみなボロボロで。誰もがみな、泣きそうに痛いのに。 ―――それでも、支えてくれているんだ。 ドラえもんが掲げたままの親友テレカが、更に強く輝く。今、この背を押してくれる仲間たちの友情の力をも集め、 一つにしている。 それは極限の光の中に溶け合い、更なる力になった。 そして極限の闇は極限の光の前に、ただ消え去るだけ――― 「・・・・・・」 シュウはその光景を前に、ついに知った。 自分が、敗れることを。 最後に目に焼き付けた。すぐにでも己を包み、消し去るであろう、至高の光を。 それは、その光は、デウス・エクス・マキナ―――神が定めた御都合主義すら打ち破る、繋がる力。 光の中に、グランゾン・Fは飲み込まれていく―――! 「み・・・見事・・・です。このグランゾン・Fすらも倒すとは・・・」 もはや破滅を待つばかりのシュウが途切れ途切れに語りかけてくる。 「私ももはや悔いはありません・・・戦えるだけ戦いました・・・全てのものは、いずれ滅ぶ・・・今度は私の番だった・・・ それだけの・・・ことです・・・」 そして、最後の言葉。 「これで、私も・・・解き放たれる・・・全ての鎖から・・・本当の、完全なる、自由、を・・・」 その瞬間、グランゾン・Fが激しく火花を散らす。目を灼くような光が全てを包み―――世界が、爆砕した。 闇から生まれしものは、跡に何も残すことなく闇に還るのみ。 シュウ=シラカワは―――虚空の彼方へと消えていった。 <シュウ・・・> マサキが、腹の底から搾り出すような声で呻く。 <バカな・・・奴だったぜ・・・くそっ!> それは、なんのための言葉だったのか。どこまでも憎んでいたはずの彼を、マサキは心の底から哀れに思った。 ―――だが、それも詮無きこと。戦いは、今・・・幕を閉じた。 ―――そして、しばしの間、誰もが呆けたように宇宙を漂っていた。 まるで、当てもなく彷徨う流星のように。 「・・・終わったね。ドラえもん、リルル」 「そうだね・・・まだまだ問題は残ってるけど、ひとまず、ゆっくりしとこうよ」 「そうね・・・それくらいしても、いいわよね」 三人とも、疲れきった声だった。無理もない。限界まで精神を張り詰めていたのだ。他のみんなもきっと同じだろう。 「・・・ダイザンダー」 のび太がそっと、共に戦ってきた相方に語りかけた。 その姿はボロボロだ。鋼鉄の逞しいボディには傷を負っていない部分などない。拳は先ほど、完全に砕けた。 よくぞこんなになるまで、着いてきてくれたものだ。 「・・・文句が言えるなら、言いたかったよね。ごめんね、ダイザンダー」 その時だ。ダイザンダーが勝手に動き出した。内部の人工知能が反応しているのだ。砕けた拳を動かし、そして――― ぐっと、親指を立てた。 ポカンとするのび太に、リルルは笑いかけた。 「ふふ・・・ジュドは、怒ってなんかないわよ」 「じゃあ・・・なんて?」 リルルもまた、親指を立てて、答えた。 「<お前はよくやったんだから、そんな顔するな>―――ですって」 ―――そして、ここから先は、物語にとって蛇足の部分―――
https://w.atwiki.jp/poke_ss/pages/2036.html
13ページ目 ジャイこ「ふふ。最高の世界になったわ」 出木杉「そこまでだジャイこ」 ジャイこ「さすがね出木杉さん。もうたどり着いなのね」 ドラえもん「もう認めるのかい?」 ジャイこ「逃げられる自身が僕にはあるからね」 ジャイこは一メートルの一物を出した のび太「ひいっ!」 ジャイアン「ジャイこのデカすぎ!よく隠せたな。」 ジャイこ「うるさいお兄ちゃん」ばきゅん! ジャイアン「うごぉっ!」ばたっ のび太「ジャイアン!?」 次へ トップへ
https://w.atwiki.jp/nobita_in_pokemon/pages/413.html
「リザードンに炎エネルギーをつけて炎のうずでスネオのカメックスに100ダメージだ。」 「そ、そんな…あべしっ。」 「最後のサイドカードをとって僕の勝ちだぁ!」 「そんな…のび太に負けるなんて…」 のび太はスネオに勝利した。 「じゃあこのパソコン通信はもらっていくよ。」 「ああ…パパに買ってもらったレアカードが…」 のび太達の中では今ポケモンカードが大ブーム!今日もみんなで遊んでいた。その中でものび太の実力はトップクラス!今日もスネオからカードをまきあげていた。 「僕を唸らせる奴はいないのか?」 「私がやるわ」 「しずかちゃんが…?僕に勝てるわけないだろ。」 「うるさいわね。とりあえずやるわよ。」 カードをセットしデュエルは始まった。 「私のターン、ドロー。ゼニガメを出して水エネルギーをつけてのび太さんのワンリキーに攻撃。あわ!コインは………表!マヒよ! フハハハハ、ずっと俺の…ターン!!!」 「うわぁああああああ。」 そのあとのしずかのずっと俺のターンが続きのび太は敗れた。 「あんちくしょう!しずかちゃんごときに負けるとは…鬱憤ばらしだ!出木杉勝負!」 「え~…まぁいいよ。」 ドン☆ デュエルスタンバイ 「のびた君、僕の先攻だ!まず僕はフシギダネを召喚。フシギダネに草エネルギーをつけて、ベンチにタマタマを召喚ターンエンド」 「僕のターンドロー!トレーナーカード、まさきを発動!ドン☆ カードを2枚ドローする。さらにビードルを召喚!草エネルギーをつけてフシギダネにバトルフェイズ!どくばり。コインは…裏…運がよかったな…。とりあえず10ダメージだ!」 「危なかったー…僕のターンドロー。僕はトレーナーカード、ポケモン育てやさんを発動!フシギダネワアアアアアープ進化あああ!!!フシギバナ!」 「草エネルギーをつけてターンエンドだ!」 (出木杉の奴もう進化しやがった…だけどエネルギーがたまってない、あと2ターンは大丈夫だ!) 「僕のターンドロー、ベンチにミニリュウを召喚。草エネルギーをミニリュウにつけて、ビードルのどくばりでフシギバナを攻撃!コインは裏。ターンエンド」 (やばいな…のび太君に着実にダメージを与えられている…なんとかしないと…) 「僕のターンドロー。まさきを発動。ベンチのタマタマをナッシーに進化、さらに草エネルギーをフシギバナにつけてターンエンド。」 「僕のターンドロー。ビードルのどくばり…コインは表!しゃああああ。どうだ出木杉!ターンエンドだ。」 ポケモンチェックフシギバナは毒で10ダメージ。 「僕のターンドロー。フシギバナに草エネルギーをつけてビードルにソーラアアアビイイイムウウ!!!!!」 「ぐひゃあやられたあ。」 出木杉はサイドカードを一枚引いた。 「く、僕のターンドロー。トレーナーカード、イマクニを発動。僕のミニリュウは混乱。フシギバナに攻撃!…コインは…裏…くそっ!」 ミニリュウは20ダメージをうけた。 「ターンエンド!」 「僕のターンドロー。これで止めだ!フシギバナソーラービーム!」 ドン☆ 「ぐひゃああああ。」 「君のベンチにポケモンはない、よって僕の勝ちだ!」 「ひでぶうぅ!」 のび太は戦いに敗れた。 「今日は帰るよ^^明日覚えててね。」 そう言いのび太は空き地を後にした。 「まぁいいや。ジャイアンデュエルしようよ。 「いっちょやるか。勝負だスネオ!」 カードをセットしてデュエルスタート。 「先攻は貰うよジャイアン^^カードを引いて、僕は最初にセットしたコラッタに無色二個エネルギーをつけて、ベンチにもう一匹コラッタを召喚。ワンリキーに攻撃」 ワンリキーは20ダメージ。 「ターンエンド^^」 「俺のターンドロー!ワンリキーに闘エネルギーをつけて攻撃!」 弱点で20×2のダメージ! 「コラッタを撃破だ!」 「サイドカードを一枚引いてターンエンド!」 「僕のターンコラッタをラッタに進化させ炎エネルギーをつけてワンリキーに攻撃!ターンエンド^^」 「俺のターン…スネオ残念だったな、俺の勝ちだ!」 「何!?」 「俺のターンワンリキーにプラスパワーを付け、更にもう一枚プラスパワーを発動!ラッタに攻撃!60ダメージだあああ!」 ド ン ☆ 「うひゃあ」 「俺の勝ちだ。」 今日の最強カードはこれ! 【イマクニ】 【自分のポケモンを混乱状態にする】 自分のポケモンを混乱させるという、明らかな壊れカード!みんなも使い過ぎて嫌われないようにな! 明日も見てね! ―――次の日――― 「…僕のターン!ジュゴンのオーロラビーム!ジャイアンのウインディに攻撃!」 「くっ!出木杉い!覚えていろよ…」 ジャイアンに勝利した出木杉は絶望していた。自分を満足させる相手が出ないことに… (僕を満足させられる奴はいないのか…) その時 「出木杉君、僕が相手だ!」 現れた人物は… 「ドラえもんじゃないか。君が僕を満足させるって?いいだろう。デュエル!」 ゲームはドラえもん先攻で始まった。 「僕の先攻ドロー!フィールドのミュウツーに超エネルギーをつけ、ターンエンド!」 「ミュウツーなんてカードの世界では大したこと無いね!僕のターンドロー!場のニドランに草エネルギーをつけ、ミュウツーにつのでつく!コインは…表。成功! ミュウツーに30ダメージ。 「くそう!僕のターンベンチにケーシィを出して超エネルギーをミュウツーにつけ、ターンエンド!」 「僕のターンだね。ドロー!僕はベンチにタマタマを召喚。タマタマに無色二個エネルギーをつけ、ニドラン♂でミュウツーに攻撃!…コインは…表…よし!」 ミュウツーにまた30ダメージ。 「ヤバいぞ…僕のターンドロー。ミュウツーに超エネルギーをつけ、ニドラン♂に攻撃!」 ニドラン♂は弱点で40×2のダメージを受けた。 「サイドカードを引かせてもらってターンエンド!」 「やるね!ドラえもん。僕のターンドロー、タマタマに無色二個エネルギーをつけて更にナッシーに進化!たまなげMAX!エネルギーの数、コインを投げることが出来、表の数×20ダメージ!」 出木杉はコインを降った。 「表の数は一枚!ミュウツーに20ダメージ!ミュウツー撃破!サイドカードを引かせてもらうよ。」 出木杉はサイドカードを一枚引いた。 「ヤバいな…僕のターンドロー。場のケーシィにトレーナーカード!ポケモン育て屋さんを発動!ケーシィ!ワープ進化アアアフーディン!ターンエンドだよ。」 「僕のターンドロー!無色二個エネルギーをナッシーに付ける。たまなげMAX発動!ナッシーのエネルギーの数は6!6回コインを降る!表は…5枚!20×5で100ダメージ。フーディン撃破アアアアア!さ ら に!君の場にはポケモンがいない。よって僕の勝ちだああ!」 「や、やられたよ…出木杉君。」 (こんなものか…僕といい勝負が出来る男はいないのか…) 出木杉は飢えていた。血沸き肉踊るような対戦相手に…… 今日の最強カードはこれだ! 【マサキ】 【山札からカードを2枚引いて、手札に加える。】 山札からカードを引く…ただそれだけ。うん強いよ。うん また見てくれよな! 「強い対戦相手が欲しいの?なら私と勝負しましょ。」 「しずかちゃんか…面白い。やろうか。サイドカードは3枚で。」 出木杉VSしずか デュエル! 「私の先攻!ドロー、ベンチにラプラスを召喚。最初に場に出したゼニガメに水エネルギーをつけて、バトルフェイズ! あわ!…コインは……裏…ターンエンドよ。」 「僕のターンだね。カードを一枚引いて、最初に出したサンドに闘エネルギーをつけてゼニガメに攻撃。 すなかけ。ターンエンドだよ。」 「私のターン…ドロー…ベンチのラプラスに水エネルギーをつけるわ。 そして場のゼニガメでサンドに攻… 「おっと!この瞬間すなかけの効果を発動させて貰うよ。コインが表じゃないと技が失敗だよ。」 「…コインは…表…よし! ゼニガメのあわ!コインは表、ターンエンドよ。」 「マヒしちゃったか…しょうがない…僕のターンドロー、ベンチにディグダを召喚、ディグダに闘エネルギーを付けるよ。 サンドはマヒで攻撃出来ない…ターンエンド…」 「私のターン…ドロー!ベンチのラプラスに水エネルギーカード、ゼニガメにプラスパワーを付けるわ!サンドに攻撃!サンド撃破!サイドカードを引かせてもらってターンエンドよ。」 「ヤバいな…僕のターン、カードを引かせてもらう。 トレーナーカード、エネルギーリムーブ発動!ゼニガメのエネルギーをトラッシュさせて貰うよ。 ベンチにイシツブテを出し、闘エネルギーを付け、ターンエンド。」 「…私のターンドロー。ターンエンド…」 「何もできなかったのかい?まぁいいや。 ドロー、イシツブテに闘エネルギーを付ける。 更にトレーナーカード、ポケモン入れ替え発動。場のディグダをベンチに、イシツブテをバトル場に出す。 連続石投げ。裏が出るまでコインを投げ、投げれた回数×10ダメージ。 …3回連続だ!よって30ダメージ。ゼニガメを倒したからサイドカードを一枚引いてターンエンドだよ。」 「私のターン…ベンチにゼニガメを出して…ラプラスに水エネルギーを付けるわ。 そしてトレーナーカード、突風発動よ。ディグダをバトル場におびきだすわ。 ラプラスの水でっぽう!30ダメージでディグダは気絶。サイドカードを引いてターンエンドよ。私のリーチね。」 「そう上手くはいかないよ。僕のターン。カードを引いて、イシツブテに闘エネルギーを付ける。 そして、ゴローンに進化! ラプラスに攻撃!いわおとし。40ダメージでターン終了だよ。」 「私のターン…ラプラスの攻撃。みずでっぽう!30ダメージ、ターンエンドよ。」 「ふふふ…僕のターンドロー!ゴローンをゴローニャに進化。 闘エネルギーをつけ、ラプラスに攻撃!いわころがり!60ダメージでラプラス撃破。サイドカードを引いてターンエンドだよ。」 「もう僕の勝ちは決まったようなものだね!」 「なぜそういえるのかしら?」 「君の場にはゼニガメ一体、更にエネルギーが付いていない。対して僕の場にはゴローニャ。エネルギーは万端。まぁこれ以上は言わなくても分かるよね。言っておくけどマヒ治しは持っているから、あわでマヒさせても意味ないよ^^」 出木杉は勝ち誇った顔をしていた。 「…私のターン… 「ふははは。ターンエンドかい?僕の勝ち…… 「誰がターン終了と言ったかしら?まだ私のターンは終わってないわ。 ドロー、私はトレーナーカード、ポケモン育て屋さん発動。ゼニガメをワープ進化よ。 カメックス! 更にオーキド博士を発動。手札をすべて捨てて7枚ドロー。 更に特殊能力、あまごいを発動。1ターンに何枚でも水エネルギーを付けることが出来るわ!」 「何!?」 「この効果によりまず手札にあった水エネルギーを3枚付けるわ。 更にまたオーキドを発動。引いた水エネルギー3枚をカメックスに付けるわ。ハイドロポンプの威力は60! これでとどめよ!ハイドロポンプ!!!」 「うひゃああああああ」 「最後のサイドカードを引いて私の勝ちね。もう少し強くなってきなさい。またね。」 そう言ってしずかは去った。 「あひゃひゃひゃ……ウヒヒヒ…」 空き地には出木杉の不気味な笑い声がこだましていた。 今日の最強カードはこれだ。 【オーキドはかせ】 【あなたの手札をすべてトラッシュする。その後、山札からカードを7枚引いて、手札にする。】 コンボを作るにはもってこいのいいカード!どんなデッキにも合うからみんな使ってみようぜ! また見てね。フヒヒヒ 次へ
https://w.atwiki.jp/bakiss/pages/21.html
ドラえもん のび太と真夜中のバンパイア 1 2 3 4 5
https://w.atwiki.jp/nobitahazard-wiki/pages/99.html
2008/11/08 --- 2008/12/31 コメント纏めてアプロダ2に格納しときました。てか、管理人はどこに行ったのか?管理放棄するならアプロダのごみ掃除とかした方がいいから権限を何とかしてくだされ -- 管理人じゃないけど (2008-11-08 15 38 58) 脈絡反れる質問だがDeath modeの作者もどっかいっちまったなぁ・・・帰還を祈願しております・・・ -- 名無しさん (2008-11-08 17 13 17) アンブレラの研究所のE-03とかのPWが解けぬ!X線使っても理解できん!誰か助けて -- k (2008-11-08 17 27 46) 過去ログ漁ってきます、KYですみませんでした -- k (2008-11-08 17 28 22) ↑↑厨房板に池。 -- 名無しさん (2008-11-08 18 50 49) のび太は二度とカタギには戻れなかった… 男と女の中間の性感帯を得て永遠に快感の中をさまようのだ そしてベットから出ようとしても金田がうまい棒を抜いてくれないので――― ―――そのうちのび太は考えるのをやめた ガチホモEND -- 名無しさん (2008-11-08 18 59 44) 一時的にのびハザのゲーム導入画像を上げさせていただきます。 -- 名無しさん (2008-11-08 21 43 46) アプロダにないYurihana版誰かupしてくれませんか -- 名無しさん (2008-11-08 23 49 27) yurihanaは製作者の意思によりうpされてないようです。残念ですがwww -- ↑↑↑ (2008-11-09 09 23 35) ↑しかし〝要望があればアップロードも可能です〟と書かれていますが。よく読みましょうねクソ野郎。 -- 名無しさん (2008-11-09 11 21 07) 無理シリーズに聖奈がハンターγに飲み込まれるシーンがありましたが、どなたか画像のUPをお願いできますか?あの、シーンの画像が欲しいんです!! -- ??? (2008-11-09 11 48 01) 名無しさん わざわざくそ野郎といわんでも -- 名無しさん (2008-11-09 11 58 12) くそ野郎なんか消防の魂のこもった言葉ですね^^ -- ↑↑↑ (2008-11-09 13 27 01) ↑消防?もしや厨房の事では?そんな大きなミスするあなたも偉そうに言える立場ではないのでは・・・? -- 名無しさん (2008-11-09 13 51 44) クソ↑↑↑へ わざわざ反応するお前も厨房だよwwwwww -- クソ↑↑↑に告ぐ (2008-11-09 13 54 47) 消防と厨房を間違える↑↑↑とか名乗る馬鹿は首吊って死ねよwwwww -- 名無しさん (2008-11-09 13 56 19) 変な言い合いしてる連中は厨房板いってやれよw -- 名無しさん (2008-11-09 15 14 53) それにしても消防と厨房を間違える奴ってどうかんがえても知能がイカれてるとしか思えない -- 名無しさん (2008-11-09 15 28 09) 程度の低さについては間違いってもんでもねぇけどな。ココ参照http //www.media-k.co.jp/jiten/wiki.cgi?mycmd=search mymsg=%BE%C3%CB%C9 -- 名無しさん (2008-11-09 16 13 30) お借りします -- 名無し (2008-11-09 16 32 26) ようするに間違えてるわけではないということですね。 -- 名無しさん (2008-11-09 17 30 58) つーかそこまでひっぱるか? -- 名無しさん (2008-11-09 17 34 49) とりあえず落ち着こうか…… -- 名無しさん (2008-11-09 17 36 55) ここは意見や伝言を言う場所であって罵り合いをする場所では無い -- 名無しさん (2008-11-09 19 36 10) すっきりした直後にこれかよ・・・ -- 名無しさん (2008-11-09 20 02 16) == -- 名無しさん (2008-11-09 21 11 22) ^^これよりさきは質問・悪口はいっさいお断り^^ -- 名無しさん (2008-11-09 21 12 44) ↑別にすっきりしてたわけでもない -- 名無しさん (2008-11-09 21 20 25) この流れ牛の時よりひどい -- 名無しさん (2008-11-10 09 59 07) ここにいる奴ら全員厨房版スレに行ったほうがいいよ・・・ -- 名無しさん (2008-11-10 15 06 19) 餓鬼みたいな煽りにわざわざ乗っかる馬鹿ってなんなの? -- 名無しさん (2008-11-10 15 11 23) ======ここを境に質問、悪口はお断り===== -- 名無しさん (2008-11-10 18 19 44) それとβ版がAEなのかな? -- 名無し様 (2008-11-10 18 47 25) ↑β版とAEはちがいまっせ -- 名無しさん (2008-11-10 19 39 17) ↑そうなんですか。AEができたとたんβ版が消えたので・・・ -- 名無し様 (2008-11-11 16 12 17) そういえばβ版更新されてないな -- ナイトー (2008-11-14 16 11 36) そうですね。新しくなったβ版早くやりたいです -- 名無し様 (2008-11-15 08 33 36) そういえば本家サイトが消えたからのび太戦記も消えたのか・・・。残念。 -- 名無しさん (2008-11-15 13 50 36) いや確かどこかで、戦記おいてたはず初期のほうでしょ? -- ナイトー (2008-11-15 20 51 56) 怖い音楽セットなど、アップロードします -- 頭がパーーーーん!! (2008-11-16 18 18 56) ↑そういうのは本スレで報告すべきでは?それともアクセス規制とかされているのでしょうか・・・? -- 名無しさん (2008-11-17 22 10 02) ↑↑バイオとかとは関係無いが学怖の曲入っててビビったw -- 名無しさん (2008-11-17 22 14 15) 金田「ノビタ君 私とひとつにならない? 体も心もひとつになるの それはとても気持ちのいいことなの…」 -- 名無しさん (2008-11-18 09 33 41) のび太…… 俺金田のことが好きだ!! -- 名無しさん (2008-11-18 09 34 23) BLww -- ナイトー (2008-11-18 19 09 27) いきなりなんどすか -- 名無しさん (2008-11-18 19 12 09) easytype版の研究所の金庫のパスワードがわからない・・ -- sks (2008-11-21 16 14 22) ↑ 検索で「ドラえもんのび太のバイオハザード」で調べれば、動画が見れるはず。それで、金庫のpwを打ってるところを見ればいい -- 名無しさん (2008-11-21 19 34 20) 一つ思うんだが分からない事があるなら動画見るなり攻略法調べるとかしてくませんか?てか質問スレじゃないし -- ナイトー (2008-11-21 21 47 33) 曲がながれません・・どうしたらいいですか? -- t (2008-11-22 11 18 48) ↑SWシンセイザの音量がoffになっているかmusicファイルが抜けているかのどっちかですな -- 名無しさん (2008-11-22 11 29 51) ダウンロードできない・・・・てか本体のダウンロードの仕方わかりませんorz -- のびハザプレイ超希望者 (2008-11-24 14 40 14) ダウンロードの仕方がわかりません -- 名無しさん (2008-11-24 17 37 32) ↑と↑↑の方へダウンロードの仕方は厨房専用スレに書いときました。後、ここは質問をする所ではないということを覚えといてください。 -- 名無しさん (2008-11-24 17 55 29) βおめでとー -- ナイトー (2008-11-24 20 20 33) アプロダに関係ないものと、パスありのもが・・・削除希望 -- 名無しさん (2008-11-25 00 43 10) EasyType3をやっています。 レッドハーブわどのようにして入手するのですか? -- 名無しさん (2008-11-26 02 54 58) ↑そのようなレベルの発言は厨房板で。 -- 名無しさん (2008-11-26 14 46 14) β版がめっちゃ待ち遠しい件 -- 名無しさん (2008-11-26 18 06 15) 最新のβは完成品ではない? -- 名無しさん (2008-11-26 19 00 07) ウホッ! いいスネ夫 -- 名無しさん (2008-11-26 19 14 10) ↑の者です。ダウンロードしたら完成品であるとわかりました。よく調べもせず書き込んですいません。 -- 名無しさん (2008-11-26 23 19 07) HARD版探してます。所持していてうp可能であれば誰か。 -- 名無しさん (2008-11-27 23 10 25) そういえば高容量版はどうやってあんなに容量軽減したんだろ -- 名無しさん (2008-11-28 16 18 23) ↑↑アップローダを調べてみては? -- 名無しさん (2008-11-28 16 20 23) のびハザの復活?よかったな・・・そいえばこれってRPGツクールXPで作れないの? -- Black (2008-11-29 11 57 39) 作ろうと思えば作れますが、仕様が異なる部分が多いんでそのままでは作れなかったりします -- 名無しさん (2008-11-29 13 17 46) アナザーエディションの解凍パスワードがわかりません、スネ夫の従兄の名前を入れても違うといわれます・・ -- 名無しさん (2008-11-29 14 54 22) HARD探している者です。ロダ調べてみましたがどうも消えてる様子… -- 名無しさん (2008-11-29 16 07 53) ↑↑ ←これをコピペおk -- 名無しさん (2008-11-29 17 13 37) AEのパスはきち」 -- 名無しさん (2008-11-30 19 23 11) AEのパスは書き込んでもすぐに消されるぞ? -- 名無しさん (2008-11-30 20 53 58) -- 名無しさん (2008-12-01 16 29 14) AEのPWは従兄の名前をどっかに書いて、それをコピペしてみ。いや、これまじだから -- 名無しさん (2008-12-01 20 25 08) wikipediaで骨川スネ夫と検索して調べてみ -- 名無しさん (2008-12-03 15 34 13) AEは完成しているのですか? -- 名無しさん (2008-12-03 19 09 17) 製作者曰く完成。詳しくは「このwikiで紹介している改造のびハザ一覧」で -- 名無しさん (2008-12-04 01 17 39) どうやったら のびハザ できるんだ? -- 名無しさん (2008-12-06 13 44 12) ググレカス -- 名無しさん (2008-12-06 16 59 43) β版で、聖奈がやられる所で、なぜやられたあとすぐ聖奈が死ぬ -- 名無しさん (2008-12-06 19 12 10) ↑は? -- 名無しさん (2008-12-07 17 42 52) ↑ β版で、聖奈がのび太をかばって重症になるじゃないすか。その時、会話が終わった後になぜか聖奈がすぐに死ぬんすよ -- 名無しさん (2008-12-08 16 57 56) のびはざ2ndを誰かうpしてください -- ユウ (2008-12-08 18 15 09) 2ndはうpろだⅠにありますよ、Secondと書いてあるので解りにくいかもしれませんが -- 名無しさん (2008-12-08 20 48 42) ただ、完成はしてませんが -- 名無しさん (2008-12-09 16 43 10) はじめましてじつはETのスーパー包丁はある種類のクリーチャーになると -- たっけ (2008-12-09 20 00 37) 入手できます -- たっけ (2008-12-09 20 01 12) ↑それはちがいます -- 名無しさん (2008-12-10 16 11 59) ~~チャット終了のお知らせ~~ -- 名無しさん (2008-12-12 19 33 07) 少し遅れましたがご報告のあった場所を修正しました。 あと今回ファイル内のβ版についてにお知らせを書きました。できれば目を通してくれるとありがたいです。 -- 103 (2008-12-13 07 19 18) 無理ないバイオⅡの、狙撃ってなんかコツでもあるんですか? 出来れば教えて下さい -- 匿名希望0 (2008-12-23 14 30 06) 地面に着弾したエフェクトみたら車の陰まで走る...じゃね? -- 名無しさん (2008-12-23 21 30 21) 音がでないんだけど、どうすればいいの? -- 名無しさん (2008-12-25 01 00 02) ↑厨房版スレに書いときました -- 名無しさん (2008-12-25 15 24 56) 研究所の金庫のパスワードがWAKARAN -- 名無しさん (2008-12-29 16 04 48) ↑質問はスレで、あと何版かを教えてくれなきゃ答えようが無い -- 名無しさん (2008-12-29 19 46 00) 今からアップします -- 名無しさん (2008-12-30 12 15 13) しっかしここの板の質問厨は日本語レベル低いよ・・・ -- 名無しさん (2008-12-30 15 09 13) 今更言うことでもないだろ -- 名無しさん (2008-12-30 22 08 34) 身に覚えが無い規制にかかったのでここで失礼します。スレのAE2への意見です、増量の件は増やしても分野ごとの活躍などができるのであれば増やしても問題無いと思います。キャラは静香ちゃんを追加してほしいです、のび太より運動神経が良いという彼女の活躍ぶりを見てみたいです。健治と神成さんはいなくても問題ないと思います。以上です、楽しみにしています。 -- 元103 (2008-12-31 19 08 09)
https://w.atwiki.jp/nobita_in_pokemon/pages/543.html
前へ #34「それぞれの思い」 ――CASE1 ジャイ子―― 個室に入り、ベッドに腰掛けた私は、小さく溜息をついた。 その原因は勿論、明日の試合のことだ。 ――先程は言わなかったが、私が6thを相手に選んだ理由は“2つ”ある。 一つは皆に言った通り、彼とかつてチームメイトだったこと。 だが、はっきり言ってキングスにいたころの記憶はかなり曖昧なものだ。 むしろ、大事なのはもう一つの方の理由である。 そう、それは私に洗脳をかけたのが、他ならぬ彼自身だということ―― 私が洗脳をかけられる、その寸前の光景。 微かに私の頭に残ったその記憶の中に、たしかに彼の姿があった。 そして私はその時、何だか物凄く酷い仕打ちを受けていた気がする。 いまも腕や足に、青い痣が残っているのがその証拠だ。 暴力を受け、洗脳され、敵の下で非常な行為を強制された…… これは、そのことに対する“恨み”からきた気持ちなのだろうか。 ――彼とは、絶対に私が決着をつけなければならないという思いがある。 だが、頭の中にはもう一つの感情が渦巻いている。 そう、それは“恐れ”だ。 6thからの暴力や洗脳は、私に恨みだけでなく、恐れという感情も残していった。 明日戦ったとき、本当に自分は勝てるのだろうか? 敗れて、再び前のような仕打ちを受け、彼の従順な手駒と化してしまうのではないか。 そんな恐れで、思わず身震いする。 しかも、彼はこの大会で、一度も全力というものを見せなかった。 自分は相手の真の実力を知らない、だが相手は自分の全てを知っている…… どんどん、不安要素が頭を過ぎっていく。 不安と重圧で、押しつぶされそうになる。 誰かに、誰かにすがらなければ、心が折れてしまいそうな程に…… 「おいジャイ子、いるか?」 ふと、ノックの音とともにそんな声が響いた。 長年聞きなれた、兄――武の声だ。 私が返事をする間もなく、兄は室内に入ってきた。 「オッス。 ジャイ子、元気か?」 何気なく交わされる、兄の声。 けれどその何気ない声は、いまの私にとって何よりもかけがえのないもので…… 「お、おいジャイ子! 何ない泣いてんだよ!」 兄のうろたえる声を聞いて、初めて気付いた。 いつの間にか自分の頬を、涙が伝っていることに。 「もう。 タイミングがよすぎるんだよ、お兄ちゃん」 涙を手で拭いながら、そう言った。 兄は訳が分からないという風で、いまだに慌てふためいている。 その姿を見ているうちに、自然と笑みがこぼれた。 それからは兄と、いろいろな他愛無い話をした。 幼い頃の話や、それぞれの学校生活の話、手持ちポケモンの話、などなど…… この緊急事態に、こんな呑気な話をしているのはおかしい話だろう。 ……でもこの会話は、いまの自分にとっては何よりも大切なものに思えた。 会話をしているうちに、だんだん気が楽になるのを感じたから…… 「ありがとう、お兄ちゃん。 私はもう大丈夫だから、そろそろ行っていいよ」 笑顔で会話をする兄に、そう告げた。 彼にもまた、抱えている不安があるはずだ。 これ以上自分に、つき合わせるわけにはいかない…… 「あ、ああそうか。 じゃあ、俺はそろそろ失礼させてもらうかな」 彼はそう言って、部屋を出て行った。 部屋を去り行くその背中を見て、ようやく気付かされた。 私が彼と戦うのは、恨みを晴らすためではない。 この大会に出場した、全ての選手たち。 今頃トキワで帰りを待っているであろう、友達や両親。 明日共に戦う仲間、そして長い時を共に過ごした大切な兄…… ―――私は、それらを守るために戦うのだ。 兄との会話で安らいだ心に、強い決心が加わる。 もう、6thに対する恐れは消え失せていた。 後は明日の試合に、自分の全てを賭けるだけだ。 ――CASE2 ジャイアン―― ジャイ子の部屋から出た俺は、何となくムシャクシャして壁を蹴った。 「全く、いまは他人の心配なんてしてる場合じゃないっていうのに……」 そんな、自己嫌悪の呟きがこぼれる。 本当は、自分自身の問題で手一杯だった。 でも、解散した時のジャイ子の暗い顔が気になって、つい彼女の部屋を訪れてしまったのだ。 結果として、彼女の笑顔が見れたことはよかった。 だが、おそらく彼女に見抜かれてしまった。 ……俺もまた、不安な気持ちを抱えているということに。 対戦相手に指名した、1stのことを思い出す。 力と技が融合した、華麗かつ大胆な戦い方。 手持ちにいた、キングドラやカイリキー…… 間違いない。 何度も自分の考えを疑った。 絶対に、認めようとしなかった。 ……けれど、心の奥底ではその考えが正しいということに気付いていた。 1stの正体が、先生だという考えに。 先生は、俺と修行した時より確実に強くなっていた。 普段実力を隠していたのか、それともドラえもんに強いポケモンをもらったのか…… 俺の推測からすれば、おそらく両方とも当てはまるのだろう。 ……ふと、先生と共に修行した日のことを思い出した。 ………………………… 「コラッ、剛田! 力押しばかりじゃだめだと言ってるだろう!」 「大丈夫大丈夫、俺はいままでこれで勝ち続けて来たんだかれよぉ! それに、俺はこのなかじゃ一番強いんだぜ! 俺なんかより、他の奴を見てやってくれよ!」 先生の怒声を、俺はそう言って軽やかにかわす。 もうこんな会話を、トレーナーズスクールの頃からずっと繰り返してきた。 今思えば、修行中も四人の中で一番俺が注意されていた。 言われるのはいつも同じ、戦い方を変えろということだ。 だけど、先生から何度注意されても俺は無視し続けてきた。 あの頃の俺は、この戦い方で最強になれると本気で信じていたから…… 先生は、いつだって俺には皆の時より強い力でぶつかってきた。 俺に敗北をさせて、考え方を変えさせようとしたのだろう。 だが、何度敗れても俺は考え方を変えなかった。 次こそは絶対に勝ってみせると、ただ歯軋りをするだけだったのだ。 ――そして最後の勝負、俺は始めて先生に勝った。 当時は、やっと勝てたなどと純粋に喜んでいた。 だがそれは違う、あの時先生はいつもより力を抜いていたのだ。 自分に勝つことで、俺に自信をつけさせるために。 ……つまりあの時先生は、俺の戦い方を変えさせることをついに諦めたのだろう。 そして代わりに、戦いに向かう俺を励ます道を選んだのだ。 ――だがこの大会で、俺はようやく変わることができた。 挫折を味わった。 自分の戦い方に、限界があることを気付かされた。 窮地に立たされた。 人質に取られた選手たち、敵として対峙した妹。 そして、守るべきものができた。 共にここまで歩んできた、大切な仲間たち。 そして俺は変わった。 力押しだけではなく、技をうまく融合した戦い方へと。 ――そう、まるで先生のような戦い方だ。 先生が何故敵として対峙しているのか、はっきりとしたことは分からない。 だが、彼が自らの意思で敵のもとへ行くとは考えがたかった。 とすれば答えは一つ……ジャイ子のように、操られている可能性だ。 ならば俺が、彼を倒して正気に戻してあげるしかないと思った。 彼がずっと俺に求めていた、いまの自分の戦い方で。 それが俺にとって、彼にできるただ一つの恩返しなのだ。 ずっと、俺を間違いに気付かそうとしてくれた彼への…… 妹の笑顔を、仲間たちの笑顔を――― そして、修行を終えたときの先生の泣き顔を思い出し、そう決意した。 ――CASE3 スネ夫―― 気がつくといつの間にか、玄関の辺りまで来ていた。 決して、逃げようと思ってきたわけじゃない。 ただなんとなく歩いていたら、いつの間にかここまで来ていたのだ。 ―――他の皆と違って、僕には相手との因縁なんてものが無い。 だから皆ほど、真剣に思いつめるようなことがないのだ。 でも、でも……一つだけ、気にかかることがあった。 そのことを思うと、悔しくて、歯がゆくて、胸が痛くなる…… 「やめでやめだ! 考えすぎはよくない!」 僕は自分にそう言い聞かせて、これ以上考え込むことをやめた。 「そういえば、ここから出ようとした人はいないんだろうか?」 ふとそんな疑問が浮かび、玄関の扉に触れてみる。 だが扉は、押しても引いてもビクともしない。 そういえばMr.ゼロ――ドラえもんがここからは絶対に出られないって言ってたっけ。 「おいおい、怖気づいて逃げたくなったのかい?」 ふと、背後からそんな声が聞こえてきた。 聞き覚えがないような、あるような声――― 慌てて振り向いたその先にいたのは、僕の対戦相手である3rdだった。 「ちょっと調べていただけだ、逃げようなんて思っちゃいないさ」 目の前の敵に、堂々と胸を張って答える。 突然謎だらけの対戦相手が話しかけてきて、正直戸惑っていた。 だが、ここで敵に無様な姿を見せるわけにはいかない。 もし見せてしまったら、その時点ですでに勝負に負けてしまうような気がしたからだ。 「フフフ、本当にそうなのかい?」 「本当さ、何度も言わせるなよ」 「……なら、そういうことにしておいてあげよう」 3rdはそう言って、僕を嘲り笑った。 正直、この相手と話しているとかなり腹が立ってくる。 似たような怒りを、いつかどうかで覚えたような気がする…… 「じゃあ、僕はそろそろ行かせてもらうよ」 これ以上声を聞くのが嫌になり、この場を去ろうと足を進める。 そして、3rdと交差する刹那――― ふいに、彼の足が伸びてきた。 3rdの足に躓き、転びそうなる僕。 そんな僕を見て、愉快そうに笑う3rd。 ――胸の内が、カッと熱くなった。 「てめぇ、何しやがるんだよ!」 いつのまにか、3rdの胸を掴んでいた。 奴はなおも、高い笑い声を響かせている。 落ち着け。熱くなるな。相手にしたらダメだ。 自分に必死で言い聞かせる。 そして奴を殴ろうとした寸前で、ようやく僕は我を取り戻すことができた。 僕から解放された3rdは、いまだに笑い続けている。 そして、そのままの調子で僕に言う。 「やれやれ、相変わらずクズどもはすぐに熱くなるな…… どうやら全く成長していないみたいだねぇ、骨川スネ夫君」 「気安く、僕の名前を呼ばないでくれ」 奴にそう言い返してから、ふとある“異常”に気付いた。 「待て! お前はいま、なんと言った……」 奴は言った、“相変わらずだ”と。 僕は……僕はこの相手を知っている? この、人を馬鹿にしたような態度を。 この、ひたすら人をムカつかせる高い笑い声を。 ふと、幼いころの記憶が頭を過ぎった。 「お前は、まさか……」 僕が気付いたことを見た3rdの笑い声は、また一段と高くなる。 「そう、そのまさかだよ。 久しぶりだねぇ、骨川スネ夫君――」 そう言って奴は、己の身を隠すローブを払いのけた。 そしてその時、僕は微かに身震いした。 だいぶ変わってしまったけれど、そこには確かにに残っていたからだ。 かつての同級生、木鳥高夫ことズル木の面影が…… 「ど、どういうことだ……何故お前がここにいる!」 いくら意識しても、動揺を隠すことはできない。 「何故って……決まってるじゃないか。 君たち落ちこぼれのクズに、裁きの鉄槌を下すことさ」 高飛車な態度だけは、昔と全く変わっていない。 「僕たちを裁く? 一体どうして!」 「さあね、君に知る権利はないよ」 ズル木は、憎たらしいほどの笑みを浮かべていた。 とりあえず、このまま屈辱を味わい続けるのだけは嫌だった。 ズル木向かって言い返す。 「君も相変わらずだね。 何年経っても落ちこぼれ、落ちこぼれの一つ覚えか。 そういう君こそが、落ちこぼれと呼ばれるべき人物じゃないのかい? ……なんといっても、トレーナーズスクールを卒業することすらできなかったんだからね」 僕も彼のように、嫌らしい笑みを浮かべる。 7年前、ポケモン消失事件を解決した少し後――― 突如ズル木は学校をやめ、遥か遠くの地方へと引っ越して行ったのだ。 結局彼は、4年生に上がることすらできなかった。 その点だけ見れば、彼のほうがよっぽど落ちこぼれであると言い切れる。 そんな僕の挑発を聞いたズル木は、意外な返答をしてきた。 「僕がトレーナーズスクールを卒業できなかった、だと…… 何を人事のように言っているんだ、お前はぁ! 僕が卒業できなかったのは、貴様ら落ちこぼれのせいだろうがぁ!」 挑発は予想以上の効果を発揮したが、と同時にズル木は気になることを言った。 「卒業できなかったが、僕たちのせいだって?」 「ああ、そうだよ! 貴様らさえいなかったら、僕は天才として卒業することができた。 ……いや、それどころか……」 ズル木はそこで一度息を吸う。 そして次に放たれた言葉は、今までの中で一番衝撃的なものだった。 「僕は、藤理科雄の野望を阻止した英雄と讃えられるハズだったんだ!」 フジリカオ。 彼はたしかにそう言った。 一瞬頭が真っ白になったあと、その一言がどれだけ衝撃的なものであるかに気付いた。 「藤理科雄、だって!」 思わずそう叫んでしまった。 藤理科雄――トレーナーズスクールの教師の仮面を被っていた、ポケモン消失事件の犯人。 一生徒に過ぎなかった彼が、何故国家レベルの秘密であるそのことを知っているなんてありえない…… なら、なら―― 「一体何故、僕が藤理科雄のことを知っているか――そう聞きたいんだろう? 教えてやろう、それはな―――」 ズル木は僕の顔を見て、満足そうな笑みを浮かべている。 どうやら、図星だったことが顔に出てしまったようだ。 その後突然、ズル木の顔から笑みが消えた。 そして、今までにない迫力を帯びた声で言う。 「僕が、あの事件に関わっていたからだよ。 それも、藤理科雄の協力者としてね」 「お前が、ポケモン消失事件に加担していただと……」 ポケモン消失事件の犯人である藤を、僕はいまでも憎んでいた。 彼のせいで何匹かのポケモンが犠牲になり、静香の心には巨大なトラウマが植え付けられた。 彼の罪は、果てしなく重いのだ。 ――だが、彼はもういない……死んだのだ。 だから、もういいんだと自分に言い聞かせてきた―― 言い聞かせてきた、ハズだったのに―― いまここに、突然共犯者だと名乗る男が現れた。 しばらく呆然としていたが、その直後にある感情が湧きあがってくる。 憎しみという、感情が。 「さて、僕はそろそろ行かせてもらおうか。 あ、そうだ。 一つだけ言い忘れていたことがあったよ――」 去り際にふと、ズル木は僕の方を振り返る。 その顔に、勝ち誇ったような笑みを浮かべながら。 「トイレで君を襲ったのも、僕だったんだよ。 死なない程度に手加減してあげたんだから、感謝しろよな」 その言葉を残し、ズル木は僕の前から姿を消した。 ―――1人残された僕の胸には、メラメラと怒りの炎が燃え上がっていた。 「まさか、3rdがあのズル木だったなんてな」 閑散とした玄関に、僕の自嘲気味な笑い声が響く。 ふと頭の中に、ズル木と会う前に考えていたことが再び浮かんだ。 それは僕が抱えていた、たった一つの悩み…… 自分の無力さ、という悩みだ。 僕はこの大会で初めて、自分の力に自信を持つことができた。 自分で言うのもなんだが、現に予選やグループ戦ではかなり活躍できたはずだ。 皆にも、お前のおかげで勝ちあがってこれたとなんて言われた。 だから僕は、すっかり舞い上がっていた…… 舞い上がって……しまったのだ。 長い戦いを経て辿り着いた、強者たちが集う決勝トーナメント。 僕はその舞台では、全く活躍することができなかった…… 自分の全力をもってして挑み、敗れたチーム・コトブキ戦。 無様な敗北を喫した、決勝のジョーカーズ戦。 唯一勝ったキングス戦も、後から聞けば相手は手加減していたという話だ。 (ジャイ子が、少し躊躇いながらそう教えてくれた。) そしてフロンティアブレーンズ戦にいたっては、ズル木に襲われて戦うこともできなかった。 僕のせいで、危うく不戦敗になるところだったのだ。 こうして思い返してみると、僕は皆の足を引っ張ってばかりだ。 そのことを思うと、悔しくて、歯がゆくて、胸が痛くなる…… だから、次こそはみんなの力になろう。 僕の力で、皆の命を救うんだ。 敵は7年前、散々僕を見下し、落ちこぼれと罵ってきたズル木だ。 相手にとって不足はない。 失った自信を取り戻すには、むしろ最高の相手だ。 落ちこぼれと呼ばれて育ち、いま皆の命を救うために戦っている僕。 天才と称されて育ち、いまは皆の命を脅かしているズル木。 “落ちこぼれVS天才” “正義VS悪” 傍から見れば、そんな図式が浮かび上がってくることだろう。 「面白い、最高のシチュエーションじゃないか」 思わず、顔がにやけてくる。 この7年間、僕は血の滲むような努力を幾重にも積み重ねてきたんだ。 凡才の僕が、天才に追いつくにはそうするしかなかったから。 今こそその成果が、本当に発揮される時が来たのだと直感した。 そう、明日の決戦は、僕の7年間の集大成なのだ。 ――CASE4 出木杉―― 今僕は、自分の部屋で物思いにふけっていた。 話し合いが終わった後、僕は真っ先に退出させてもらった。 少々、1人で考えたいことがあったからだ。 ……対戦相手、2ndのことで―― 2ndと3rd、二つの選択肢の中から、僕は迷わず2ndを選んだ。 何故、僕は2ndを選んだのだろうか? 自分の方がスネ夫より強いから、強い相手と当たった方がいい―― そんな考えもあっただろうが、おそらく真の理由はそれではない。 たぶん……たぶん、ずっと焼きついていたからだ。 決勝戦で見た、2ndのローブから覗く赤い髪が…… 「赤い髪、か……」 確信はない。 だが、赤い髪の持ち主など滅多にいない。 だから、可能性はあると思っている。 2ndが、“あの男”である可能性が…… “あの男”のことを考えていると、いつのまにか過去の事件を思い出していた。 自分の全てを変えた、あの事件を…… ――響き渡った、一発の銃声。 あれが、僕から様々なものを奪っていった。 かつては思い出すだけでもつらく、死んでしまいたいとまで思っていた。 だが今は違う。 自分を支えてくれる、たくさんの人の人たちの存在に気付けたから。 目を閉じると、あの時の光景が走馬灯のように流れて行った。 地に落ちていた銃。 鳴り響く銃声。 流れ落ちる黒い血。 驚いて現れた“あの男” ……その時ふと、ある可能性が頭を過ぎった。 いままでは、考えもしなかった可能性だ。 そんなわけはないと思えば思うほど、逆にその可能性を否定しがたくなってくる…… そして、思い出した。 ――あの時の鳴り響いた銃声は、“2つ”だったのだ。 思考はますます暴走し始め、とどまろうとしない。 どんどん、仮説に過ぎなかったものが現実味をおびていく。 でも、もしこの仮説が現実だったとしたら…… 僕は、僕は―― ――CASE5 フォルテ―― 「いよいよ、明日か……」 何気なく呟いたその一言に、かなりの重みが宿っている気がした。 ここ数年、ずっとMr.ゼロ――ドラえもんを追い続けてきた。 一つは、彼を含む大切な者たちのため。 もう一つは、自分自身の過ちを消し去るためだ。 残念ながら、大会開始までにドラえもんを止めることはできなかった。 この大会でも、自分たちは敵の力に屈してしまった。 そして最後の希望である、あの少年たちも…… 一度は諦めた。 そして、ドラえもんを止められなかった自分の力不足を嘆いた。 だが、少年たちは立ち上がった。 諦めず、希望を最後まで最後まで捨てなかった。 自分の教えをよく守ってくれた――いや、違う。 彼らは、自らの意思で希望にすがりついたのだ。 おそらく、自分の教えなど関係ない。 自分の言葉がなかったとしても、きっと彼らは立ち上がっただろう。 今まで彼らを観察してきて、自然とそんな結論がでてきた。 他の仲間たちへの心配は、何故か浮かんでこなかった。 たぶん、自分は信じているのだろう。 彼らは、絶対に勝つだろうと。 話を交わした回数はほんの少しだが、確信を持っていた。 彼らは、特に野比のび太は、きっとどんなことがあっても挫けないと。 「なぜなら彼は、私の……」 そこで思考を一度止め、自分の試合に考えを切り替えることにした。 明日の試合で、皆はあらゆるものに決着をつけようとしている。 ならば自分も、決着をつけなければならない。 自分の過ちであり因縁の相手である4thと…… この大会は、あまりにも悲しすぎる。 たくさんの人の悲しい運命が幾重にも絡まりあった、悲劇の結晶だ。 それでもこの劇の登場人物たちは、戦いへと身を投じて行く。 だがら自分も、全力で戦おう。 自分自身の罪と向き合おう。 ――この悲劇の、一人の登場人物として。 部屋を出て、廊下を歩き始めた。 なんとなく、散歩をしたい気分だったのだ。 観覧席に入り、試合場を見下ろす。 『明日、僕はあそこでドラえもんと戦うんだ――』 戦うことにもう迷いはなかったが、謎は多すぎた。 それも全部、明日明らかになるのだろうか? 疑問が頭に、浮かんでは消えて行く。 同時に、戦うことへの恐怖心が湧き上がってきていた。 『もし負けたら、どうしよう。』 やはり、心の底にはそんな不安がたまっていた。 自分が背負う責任は、あまりも重すぎる。 こんな重荷を1人で背負うなんて、僕には無理かもしれない―― そんな思いを吹っ切るため、僕は再び歩き出した。 無心で歩き続けると、いつのまにか5階の最北端まで来ていた。 そこには、先客がいた。 「あれ、のび太さん?」 静香だった。 驚いた顔で、こちらを見ていた。 ――CASE6 静香―― コロシアム5階の最北端。 ここだけ壁が透明のガラスでできており、外の無数の星々を見ることができた。 すっかりお気に入りになったこの場所に来るのは、これで三度目だった。 しばらくそこで星を眺めていると、ふいに来訪者が現れた。 のび太だった。 「あれ、のび太さん?」 驚き、わかりきっていることを聞いてしまった。 のび太はしばらく考えた後、私に問う。 「隣、いいかな?」 私が無言で頷くと、彼は私の横に座り込んだ。 しばらく沈黙が続いた後、のび太が話しかけてきた。 「星、綺麗だね」 「うん」 その後、また沈黙が続いた…… 「ねえ、静香ちゃん」 また、のび太がふいに声をかけてくる。 「静香ちゃんは、ドラミちゃんと戦うのが怖くないの?」 「怖くないよ」 のび太の目を見て、真剣に答えた。 そして、真剣な声で聞き返す。 「のび太さんは、ドラちゃんの戦うのが怖いの?」 のび太はしばらく考え込み、はっきりと私に告げる。 「実は、ちょっと怖いんだ。 それで……」 「それで?」 その続く言葉が気にかかって、問う。 「僕はドラえもんと戦おうって決めるのに、物凄く悩んだ。 恐怖心と、必死に戦ったんだ。 なのに静香ちゃんは、あっさりとドラミちゃんと戦おうって決めちゃった。 それで、怖くないのかなって気になったんだ」 のび太の言葉に、ゆっくりと返答する。 「私だって、勿論怖くなかったわけじゃないよ。 でもね、それでも戦わなきゃって思った。 そうしたら、自然と怖さも薄れていったの。 ……以前の私じゃ、絶対にこんなふうに思うことはできなかったわ」 自分の記憶を、一つ一つなぞらえていくように話す。 「……私ね、この大会に出てよかったって思ってるの」 私がそう言うと、のび太は驚いて目を見張った。 この大会での体験を思い出しながら、のび太に自分の思いを告げる。 「そりゃ、苦しいこともたくさんあったわ。 でも、それ以上にたくさん大切なものを見つけられた。 大切な友達、大切な仲間…… そして何より、私は自分が戦う理由を見つけられたの」 「戦う理由?」 のび太が、よくわからないというふうに聞き返す。 「前も言ったけど、私はずっと戦うことが怖かった。 ポケモンの、傷つく姿を見るのが嫌だったの。 なんで戦わなきゃいけないんだろうって、ずっと悩んでた」 のび太は、無言で私の話を聞いてくれている。 その姿を見て、私は一度微笑んでから話を続けた。 「でもね、この大会に出てその悩みは吹っ切れた。 自分が、戦うことの意味を見つけられたから」 「君は、何のために戦うの?」 いままで黙り込んでいたのび太が、ふいに問うてきた。 私は、精一杯の笑みを浮かべて答えた。 「私はね、“守る”ために戦うの」 そう、それが私が戦う理由。 傷つけるために戦うことはできなくても、守るためになら戦うことができるから―― だから私は戦うんだ、どんなに辛くとも。 この大会で得た、たくさんの守りたいものがある限り…… ――CASE7 のび太―― 『私はね、守るために戦うの』 静香はそう言った。 その一言で、はっとさせられた。 僕は、たくさんの人に守られているんだ。 僕は、皆に守られてここまできたんだ。 いつだって、僕は1人じゃなかった。 ジャイアン、スネ夫、出木杉、そして静香…… 皆に支えられて、ここまできたんだ。 皆の力があったからこそ、ここまでこられたんだ。 そして、それは明日だって同じことだ。 皆が僕を守り、支えてくれる。 自分の荷物を、仲間が一緒に背負ってくれる。 僕は1人で戦うんじゃない。 ――僕は、僕らは皆で戦うんだ。 胸の奥に、なんともいえない思いがこみ上げてきた。 勇気が、活力が湧いてきた。 いつのまにか、もう戦うことは怖くなくなっていた。 もう一度、正面の星空を眺めてみる。 ……不安が消え、心の靄が晴れたせいだろうか。 先程までより、その空は何倍も綺麗に見えた。 この空をガラス越しではなく、直接この目で見られたらどんなに素晴らしいことだろうか。 そんなことを考えていると、静香が話しかけてきた。 「ねえ、のび太さん」 「ん、何?」 静香はそこでしばらく止まり、照れくさそうに言った。 「また一緒に、星空を眺めましょう。 今度は、トキワシティに帰って……」 僕は大きく頷き、心の底から笑みを浮かべて言う。 「うん。 僕も、僕も一緒に星を見たいよ。 だから明日絶対に勝って――」 静香の手を取って、約束する。 「一緒に帰ろう、僕たちの町へ!」 次へ
https://w.atwiki.jp/nobitahazard-wiki/pages/125.html
キャラクターファイル目次 フローズヴィニルト 出典:オリジナル(バイオハザード1.5) 登場作品:本家のび太のBIOHAZARD他多数 原作BIOHAZARD 没となったBIOHAZARD1.5に存在したゴリラのゾンビ。イベントムービーのピクチャーの横向きの画像が非常に似ている。 aaa氏は掲示板にて「1.5の没キャラを参考にした」と言っていた。 動画を見る限り、サルの様に天井に捕まって殴ってきたりと、ごつい外見に見合わず可愛い存在である。 赤いゴリラと黄色いゴリラが確認されている。 因みに、「かゆうま」(実際は「かゆい うま」が正しい)のネタで有名な「飼育係の日誌」には「皮をひんむいたゴリラのような奴」という表現が出てくるのだが、一般的にこれはハンターαのことを指していると言われているものの、このクリーチャーのことを指しているとする説もある。 本家のび太のBIOHAZARD 旅館のボスとして3体1組で登場。後にザコに格下げ(?)される。 非常に高い再生能力を有しており、頭部を破壊しない限り蘇って再び襲ってくる。 攻撃に問題があるらしくフリーズするバグを抱えたクリーチャーとして嫌われている。 作中で名前が明らかにされていないため黒いゴリラとか某黒い三連星や黒いジャイアンなどと呼ばれることもしばしば。 実際はソースを開けばこの名前があるのを確認できる。 名前の由来は、北欧神話に登場するオオカミの姿をした巨大な怪物フェンリル(Fenrir「沼に棲む者」の意)の別名、フローズヴィトニル(Hrodvitnir「悪評高き狼」の意)によると思われる。 余談ではあるが、出木杉の『狂喜の刃』でも即死する。実はタイム増加のカモ。 β版 単体でボスとして登場。 数が減ったのでザコかと思ったらどっこい。 奇奇怪怪な行動でこちらを翻弄するので思うほど甘くない。 VXリメイク 攻撃でプレイヤーの構えを解除してくる。 そのため囲まれてリンチされたらほぼ詰み。 本家と異なりクリティカルで一撃死するので運がいいとハンドガン一発で昇天してくれる。 ボス戦中に起きたらかなり拍子抜けだろう。 キャラクターファイル目次